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きみはいい子
抱きしめられたい。 子どもだって。おとなだって。
2014年 121分
予告編
作品詳細
『そこのみにて光輝く』で、モントリオール世界映画祭最優秀監督賞をはじめキネマ旬報監督賞、ブルーリボン賞監督賞など、2014年の日本映画賞を総なめにした呉美保監督が、第28回坪田譲治文学賞、2013年本屋大賞第4位に輝いた『きみはいい子』(中脇初枝著/ポプラ社刊)を映画化! 問題に真っ向から立ち向かえない教師、幼い頃のトラウマによって自分の子どもを傷つけてしまう親。ディスコミュニケーションが叫ばれる現代社会が抱える問題を描きつつも「ひとがひとを愛するということ」を真摯に描いた名作が誕生。かつて子どもだったすべての人に贈る、珠玉の一本。
まじめだが優柔不断で、問題に真っ正面から向き合えず肝心なところで一歩を踏み出すことができない新米の小学校教師・岡野。近所のママ友たちとの表面的な付き合いの陰で自分の娘に手をあげ、自身も親に暴力を振るわれていた過去をもつ雅美。他人と会話をかわすのは、登下校の途中で挨拶をしてくれる名前も知らない小学生のみという、最近感じはじめた認知症の兆しにおびえる独居老人・あきこ。とあるひとつの街に暮らし、さまざまな局面で交差しながら生きているおとなと子どもたち。悩みや問題を抱えて生きる彼らが、人と人とのつながりに光を見いだし、小さな一歩を踏み出していく。
スタッフ
[監督]呉美保[製作]川村英己[プロデューサー]星野秀樹[原作]中脇初枝 『きみはいい子』(ポプラ社刊) [脚本]高田亮[音楽]田中拓人関連キーワード
呉美保(C)2015 「きみはいい子」製作委員会