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琅や榜 ~麒麟の才子、風雲起こす~
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琅や榜 ~麒麟の才子、風雲起こす~

2015年中国版エミー賞10冠獲得の大ヒット作!諸葛孔明を超える策士が巻き起こす信念の物語

2015年 54話

字幕

  • エピソード
  • 作品詳細
  • 第1話 麒麟の才子

    琅や閣、それは天下のあらゆる疑問を解き、才子や英雄に序列をつける地。その琅や閣に梁の皇子である誉王が訪れていた。誉王は琅や閣から錦袋を手に入れる。中には"麒麟の才子を得る者、天下を得る"と書かれた布が入っていた。時を同じくして、誉王と激しく帝位を争う皇太子もまったく同じ錦袋を受け取っていたため、両陣営は麒麟の才子である江左盟宗主、梅長蘇を招き入れるために動き出す。その頃、当の梅長蘇は梁の高官、寧国侯の長子である蕭景睿の招待を受け、蘇哲という仮の名前で密かに梁の都 金陵を訪れていたが…。

  • 第2話 太皇太后

    景睿の父である謝玉は、飛流が禁軍大統領の蒙摯と互角の勝負をしていたところを目撃、蘇哲が梅長蘇であると見当をつけ皇太子に報告する。同じ頃、景睿の弟 謝弼も蘇哲の正体を誉王に告げていた。そして梁の都では霓凰郡主の婿取り大会が開催される。精鋭10万を束ねる郡主の婿の座を狙い、梁はおろか周辺各国からも大勢挑戦者が名乗りを上げていた。大会初日、景睿や豫津と共に会場を訪れた梅長蘇の前に、早速 皇太子と誉王が現れる。2人が梅長蘇の前で舌戦を交わす中、梅長蘇たちは太皇太后の命を受け参内することになるのだったが…。

  • 第3話 両家の息子

    皇宮内を散策していた梅長蘇と霓凰郡主は、太監がある子供の奴婢を激しく叱責する場面に遭遇する。するとそこへ靖王が現れ奴婢をかばう。奴婢は庭生という名前だった。梅長蘇は靖王に庭生を引き取る方法を考えると約束する。一方 郡主の婿を決める武術大会では着々と候補がしぼられていったが、北燕の百里奇という豪腕の男が現れ、婿候補有力となる。郡主を北燕に嫁がせることを防ぎたい梁帝は、文試に進む最終候補の10人を集めて宴席を設けるのだったが…。

  • 第4話 主を選ぶ

    蕭景睿は宴席で百里奇に戦いを挑むも、圧倒的な力を持つ百里奇の相手にはならず、梁帝がすかさず止めに入る。そこへ梅長蘇が非力な子供たちでも倒すことができると百里奇を挑発、梁帝は5日後に百里奇と3人の子供を勝負させることを許可し、梅長蘇は掖幽庭から庭生を連れて帰ることに成功する。3人の子供たちは飛流の指導により、剣陣を習得していった。そんな中、居候中の梅長蘇のもとに庭生の様子を見に来た靖王が訪れる。靖王は梅長蘇が謀士として都にやってきたことを知ると、皇太子と誉王のいずれに付くかを率直に問うのだったが…。

  • 第5話 後宮の手段

    庭生たち掖幽庭の子供たちと百里奇の勝負が行われ、子供たちは梁皇帝の前で見事に勝利、梁皇帝より恩赦をもらい掖幽庭を出ることを許される。実は百里奇は江左盟の一員であり、事前に梅長蘇が北燕に送り込んでいたのだった。そんな折、霓凰郡主は皇后から宴席に招かれてしまう。梅長蘇より事前に注意を受けていた郡主は、皇后のもてなしを断るため仕方なく越貴妃の寝宮に向かう。一方、梅長蘇は豫津がこれから皇后や誉王の推す婿候補に会うことを知り、郡主を狙っているのは皇后ではなく、越貴妃と皇太子であることを知るのだった。

  • 第6話 主従の原則

    霓凰郡主を皇太子派の者に嫁がせるという越貴妃と皇太子の画策は失敗に終わったが、最終的にこの件で最大の勝者となったのは誉王だった。郡主と靖王は蒙大統領から、郡主を救出するための一連の行動は梅長蘇による指示だったことを知る。靖王は共に大事を成したければ、郡主のような善良な者を利用しないよう警告、梅長蘇も自分に絶対の信頼を置いてほしいと告げるのだった。そんな折、気晴らしに都の郊外へ出かけた蕭景睿と言豫津は、慶国公の事案を調べていた夏冬と遭遇する。夏冬は何者かの放った刺客に襲われ負傷していた。

  • 第7話 廃園

    刺客に襲われながらも夏冬は無事都に帰還、慶国公の事案は本格的な審理に入ろうとしていた。審理で主導権を握ろうと皇太子と誉王は躍起になるが、そこへ梅長蘇の指示どおり蒙大統領が梁皇帝に進言、梁皇帝は事案の審理を靖王に命じる。ある日、寧国侯府を引っ越す予定の梅長蘇は、霓凰郡主から、荒れ果てた元赤焔軍の林主帥の屋敷に案内され、郡主がいまだに過去の想いを忘れられないことを知る。そんな中、梅長蘇は蕭景睿や言豫津と蘭園という邸宅を下見に行くが、なんと広い庭園にある古井戸から数体の女の屍が見つかって…。

  • 第8話 深夜の訪問者

    蘭園の井戸で屍が見つかった事案には、皇太子派の重鎮である戸部尚書 楼之敬が一枚かんでいた。屍は以前 楼之敬が通っていた闇の娼館の妓女たちで、楼之敬自身も何人か殺めていたのである。その事実を知る男を確保した誉王は、すぐに証人として京兆尹へと突き出す。一方、梅長蘇は蒙大統領から勧められた邸宅を購入する。実はこの邸宅は靖王の屋敷と裏隣りという抜群の立地だった。そんな中、梅長蘇が居を移すということで、謝玉は卓鼎風に夜襲をかけさせるが、その現場を蕭景睿が目撃してしまい…。

  • 第9話 見切り時

    皇太子と誉王の間で板ばさみとなった京兆尹は、面倒を避けるため蘭園事案を刑部へ引き渡す。一方 梁帝より慶国公事案の審理を命じられた靖王は、刑部に協力を求めるも、刑部尚書は誉王派のため、理由をつけては協力に応じようとしない。梅長蘇は誉王に、慶国公に見切りをつけ靖王に協力することが、謝玉擁する皇太子側への大きな打撃になると説く。誉王を説き伏せた梅長蘇は久しぶりに、かつて林殊だった頃よく訪れていた靖王府へと足を運ぶのだったが…。

  • 第10話 次の標的

    戸部尚書の楼之敬が蘭園事案で罷免となり、皇太子と誉王は自らの息のかかった者を後任にしようと争い合っていた。梁帝は戸部尚書を代行しているのが派閥には属していない沈追と知り、沈追を新尚書に抜擢する。沈追は将来 靖王の側近にしようと梅長蘇が考えていた良臣だった。六部における皇太子と誉王の勢力を削ぐべく、梅長蘇は次の標的を吏部に定める。そんなある日、吏部尚書の息子である何文新が楊柳心という妓館を訪れ、お気に入りの妓女が独占されたことに腹を立て、伯爵 邱文遠の息子を殺してしまうのだったが…。

  • 第11話 恩師

    正月が近づき、朝廷では年の暮れの祭礼の準備が進められていた。皇太子の腹心である謝玉は礼部尚書と画策し、越氏を復位させぬことには暮れの祭礼が滞りなく進められないことを梁帝に進言、越氏は復位する。これに対し誉王側は、儒家を招いて朝堂で議論を行うことを提案、梁帝も渋々と認めるが、誉王に負けず東宮側も有名な儒家たちを揃えた。一方、梅長蘇は越氏の復位に不満を持つ穆青に、ある玉を託し、儒家でも最も権威のある周玄清のもとへ遣わす。

  • 第12話 痕跡なくとも

    梅長蘇は儒教の権威、周玄清を朝堂に招くことに成功するが、実は周玄清の兄弟子は林殊の師であった。梅長蘇が周玄清を見送っていると、そこへ霓凰郡主が現れ梅長蘇の正体を問う。これ以上、隠し続けられないと知った梅長蘇は、自分が林殊であることを打ち明け、そのことを誰にも悟られないようにしてくれと郡主に頼む。一方、靖王は戸部尚書の任に就いた沈追から、官船で運ぶ積み荷に問題があるとの報告を受ける。実は江左盟でも大量の火薬が都に運ばれている事実を突き止めていた。そんな中、後宮では皇后が原因不明の病で倒れてしまい…。

  • 第13話 消えた火薬

    官船の積み荷の謎を追い続けていた沈追は、前尚書の楼之敬が無断で火薬を都に運び込み、闇の制炮坊を開いて爆竹を作っていることを突き止め、靖王に告げる。一方の梅長蘇は、豫津の父 言侯が嶺南から取り寄せたという蜜柑からわずかに火薬のにおいがすることに気づき、疑問を抱き始める。そんな時、靖王から皇后が倒れたのは茶に毒を盛られたためだと聞いた梅長蘇は、暮れの祭礼に何か大きな企てが隠されていると確信し、急いで言侯府へと向かうのだった。

  • 第14話 大みそかの夜

    祭典の儀で火薬を仕掛けたのが言侯の仕業だと知った梅長蘇は、豫津のためにも引き返してほしいと説得、言侯は手を引くことに応じる。その頃、吏部尚書の何敬中は息子の死罪が確定した心労で寝込んでいた。誉王は何敬中が公務に戻るよう、刑部に何敬中の息子の替え玉を用意させる。だが梅長蘇がその情報を謝玉が察知するように流したため、何敬中は息子を逃がす現場を押さえられてしまう。そして大みそかの夜、皇宮や各屋敷では年越しの宴が開かれていた。だが禁軍が護衛する太監の一行が何者かに襲われてしまい…。

  • 第15話 東宮側の攻勢

    太監が殺されたことに激怒した梁帝は、禁軍大統領の蒙摯に杖刑の罰を与え、一方で密かに懸鏡司に調査を命じる。梅長蘇は今回の事案が蒙摯に対する皇帝の信頼を失わせることが狙いだと気づく。蒙摯が罷免となれば、禁軍大統領の座を手にする可能性が一番高いのは謝玉だからである。その頃、戸部尚書の沈追は楼之敬の開いた闇炮坊の証拠を突き止めていた。謝玉は、卓鼎風親子に沈追の暗殺を命じる。一方の梅長蘇も謝玉の動きを封じるべく刺客を放つのだった。

  • 第16話 苦悩

    梅長蘇は江左盟の猛者である甄平を呼び寄せ、謝玉の持つ江湖の勢力を次々と負傷させる。これにより禁軍の力を弱めるという謝玉の計画は頓挫することとなる。ある日、夏冬は夫・聶将軍の墓参りに訪れ、そこへ現れた梅長蘇も墓前に参る。そんな2人の前に謎の獣の陰がよぎる。年の暮れから都の近くでは珍獣が現れるという騒ぎが起きていた。一方、景睿は正月の夜に外出していた兄・青遥の行動に不審を抱く。そんな中、青遥を尾行した景睿は、卓鼎風と青遥が戸部尚書・沈追に襲撃をかける場面を目撃し…。

  • 第17話 闇炮坊

    戸部尚書の沈追はついに闇炮坊の事案を上奏するが、更に皇太子に追い討ちをかけたい誉王は配下に命じて闇炮坊を爆破する。甚大な被害が生じれば皇太子の罪をもっと重くできるからだ。現場を訪れた梅長蘇は、闇炮坊の爆破を誉王に指示したのではないかと靖王に疑われ、それを聞いた霓凰は激怒する。闇炮坊の爆発により、皇太子は謹慎を命じられ朝政に関与することも禁じられるのだった。一方、蕭景睿は父親の謝玉が卓一家を利用していることに心を痛めていた。そんな折、蘇宅の庭の改修が終わり、蒙大統領や霓凰、景睿、豫津など友人たちが蘇宅に招かれる。そこへ誉王も秦般弱を連れて現れ…。

  • 第18話 静なる動き

    梅長蘇が秦般弱や夏春に屋敷を探らせたのは、秘密の抜け道が万全かどうかを確かめるためだった。そんな中、秦般弱は紅袖招を訪れた南楚の皮商人から、その昔 人質として梁に来た南楚の王族と莅陽長公主が恋仲になったこと、そして更なる興味深い話があることを耳にする。一方、吏部尚書と刑部尚書が罷免となったことで、梁帝は後任選びに頭を悩ませていた。そこへ報告のため参内した靖王との何気ないやり取りから、梁帝は刑部尚書の代理に、靖王と共に慶国公の事案を担当した蔡センを任命するのだった。

  • 第19話 南楚からの客人

    靖王の屋敷で密室を見つけた蒙摯は、靖王の帝位争いを支えると誓い、当時 赤焔軍に何が起こったかを告げる。その頃、梁は南楚の公主を嫁に迎えるため、近く南楚の使節団が金陵を訪れることになっていた。南楚の野心を恐れた梁帝は、穆青を都に残し霓凰郡主を雲南に戻すことを決める。郡主が雲南に戻る日、夏冬や蕭景睿たちも見送りにやってくる。そこに現れたのは南楚の陵王と、琅や達人榜に名を連ねる岳秀澤を師に持つ念という娘だった。すると念は天泉剣の継承者である景睿へ突然 勝負を挑み…。

  • 第20話 誕生日の宴

    いよいよ蕭景睿の誕生日が到来、蒙大統領や夏冬、豫津、宮羽など招かれた客が次々と寧国侯府を訪れていた。そして梅長蘇も到着し宴が始まるが、突然 南楚の陵王とその従妹の宇文念、そして琅や榜に名を連ねる達人岳秀澤が乗り込み、岳秀澤は卓鼎風に勝負を申し込む。夏冬に卓鼎風の剣筋を悟らせたくない謝玉は必死に制止するが、卓鼎風は手合わせ中にわざと自分の腕の筋を断つことで事なきを得る。だが突如 宇文念が、蕭景睿は長公主と南楚の晟王の子であり、自分の兄であることを告げ…。

  • 第21話 瀬戸際の攻防

    謝玉と卓家が反目し合うよう、宮羽は謝家と卓家の赤ん坊が生まれた夜の秘密を明かす。実は宮羽の父親は、謝玉に赤子を殺すよう命じられていたのだった。赤子の秘密を知られた謝玉は、巡防営を動員するとともに、配下に卓一家と宮羽を殺すように命じる。そんな中、寧国侯府の外では誉王が兵を率いて待機していた。寧国侯府から懸鏡司ののろしが上がったのを確認した誉王は中へと乗り込もうとするが、巡防営がこれを阻む。そこへ豫津の父親の言侯が現れ謝玉側と一触即発となるのだったが…。

  • 第22話 ひとつの決着

    命を懸けて謝玉を制止した莅陽長公主は、謝氏の名誉を守るために謝玉に自害を勧めるが、謝玉は生きていれば再起の可能性があると信じて自害を拒否する。梁帝は謝玉の審理を誉王に任せるが、そんな折 都に懸鏡司の首尊 夏江が戻ってくる。夏江は謝玉の罪と、なぜ罪が明るみに出たかは別だと梁帝に説き、獄中の謝玉のもとを訪れるが、そこで謝玉よりある取引を持ちかけられる。謝玉の刑が確定せぬことに業を煮やした誉王は、梅長蘇のもとを訪れる。梅長蘇は卓鼎風が謝玉に命じられて殺した者の中から、ある男に注目するのだった。

  • 第23話 あの日の真実

    梅長蘇は獄中にある謝玉のもとを訪れる。夏江に賭ける謝玉に対して梅長蘇は、生き延びたいのであれば自分に頼るしか道はないと言い放つ。その頃、誉王は夏江に会い、卓鼎風が李重心という書家を殺したことに夏江が関与していたのではと問う。李重心のことが漏れてしまったことで、夏江から見限られたと悟った謝玉は、梅長蘇に命を守ってもらう条件で、13年前の赤焔事案の真相を語る。謝玉の収監される牢の隣では、梅長蘇に呼ばれていた靖王と夏冬が謝玉の告白を耳にし…。

  • 第24話 決意

    謝玉の口から赤焔事案の真実を知った靖王は、無念の死を遂げた祁王や林家のため、赤焔事案を覆すことに手を貸してほしいと梅長蘇に訴え、改めて帝位を勝ち取ることを心に誓う。するとそこへ皇宮から訃報が届く。太皇太后が亡くなったのだ。梅長蘇のもとを訪れた霓凰郡主は、雲南を離れ皇陵で太皇太后の墓守を行うと告げる。一方、謝玉は死罪を免じられ流刑に処されることになり、赤焔事案に関する秘密を文に記し莅陽長公主に渡す。そんな中、静妃の誕生日となり、梁帝は静妃の寝宮へと赴くのだったが…。

  • 第25話 漁夫の利

    謝玉が流刑に処され空席となった巡防営の指揮権を巡り、朝廷ではまたも皇太子と誉王は激しく争っていた。そんな折、静妃の誕生日に静妃の寝宮を訪れた梁帝は、靖王に巡防営の指揮を命じる。そして好きな時に静妃の寝宮を訪れてよいと、親王だけに許される特権まで与えるのだった。この決定に誉王は激怒し蘇宅を訪れるも、梅長蘇は皇太子に攻勢をかけすぎたことが原因だと言い含める。その頃、紅袖招の間者の大半を失った秦般弱は、かつてセンキ公主のもとで姉弟子であった四姐のもとを訪れていたが…。

  • 第26話 友との別れ

    秦般弱は紅袖招と接触のあった野菜売りの童路が梅長蘇の配下ではないかと疑い、童路に近づいてほしいと四姐に頼む。一方 実の父である南楚の王が病に伏せていると知った蕭景睿は、妹の宇文念と共に南楚に行くことを決意する。梅長蘇は景睿を見送り、景睿の誕生日の夜の仕打ちを謝罪するのだった。そんな中、皇帝の誕生日を迎え、靖王は梅長蘇の策で見事な弓を贈り、静妃は皇帝に越貴妃への情がまだ残っていることを感じ取る。その静妃のもとに靖王が訪れ、ひょんなことから梅長蘇から借りた「翔地記」について話題が及ぶのだったが…。

  • 第27話 水牛

    病から回復した梁帝は、皇太子を慰めに行くため東宮に向かうが、なんと皇太子は太皇太后の喪中にもかかわらず酒宴を開いていた。激怒するも皇太子の処遇を決めかねた梁帝は、口頭で東宮を封鎖するよう蒙大統領に命じてその場を去る。東宮封鎖の報を受け、朝廷には激震が走るのだった。靖王は蒙大統領から事情を探るべく、秘密の抜け道から蘇宅を訪れるが、すでに誉王が先客として訪れていた。飛流から待つように言われた靖王は、梅長蘇が自分を"水牛"と呼んでいることを知り愕然とする。"水牛"は、かつて林殊につけられた靖王のあだ名だった。

  • 第28話 次なる対抗者

    「翔地記」を読んだ静妃は、靖王に蘇先生への恩を胸に刻むように重ねて言い含め、靖王と同じ点心を蘇先生にも渡すように命じる。一方、靖王はついに五珠親王へと封じられ、七珠親王である誉王に迫る勢いだった。靖王の評判に誉王と皇后は激怒し、靖王を皇太子に代わる新たな敵と見なす。そんな中 戸部尚書の沈追が靖王の屋敷を訪れる。毎年 凶作の地域には朝廷から救済金が支給されていたが、長年、皇太子や誉王によって不正の温床となっていた。沈追は靖王に救済の責任者としての任を勝ち取ってほしいと訴える。

  • 第29話 榛子の菓子

    誉王に救済の責任者の座を奪われてしまった靖王だったが、干ばつの被害を最も受けていた岳州の知府が誉王宛てに多額の礼金を贈ろうとしていたところを江左盟が襲撃し、この事実を流布した結果 民は激怒し、都にまで醜聞が届く。事態を重く見た皇帝は救済の任務を靖王に任せる。すっかり落胆した誉王だったが、般弱は懸鏡司の長である夏江の力を借りるよう説くのだった。一方、梅長蘇のもとには静妃からの点心が届くことが習慣になっていた。点心の中に靖王の好物の榛子の菓子がないことを知った梅長蘇は、静妃が自分の正体に気づいたと疑う。

  • 第30話 切り札

    言侯府を訪れた梅長蘇は、自分が靖王を支えていることを明かし、言闕と豫津に協力を求める。言闕は皇后の兄だが、今の朝廷を憂えていることから梅長蘇の申し出に応じる。そんな折、梅長蘇の配下、甄平は最近、童路の様子がおかしいことに疑念を抱いていた。一方の誉王は秦般弱を連れ、密かに懸鏡司の首尊、夏江に会う。靖王を目の敵にする夏江は、13年前の赤焔事案を蒸し返すための切り札となる者の存在を明かす。その者とは、赤焔軍で林殊の副将を務めていた衛崢だった。

  • 第31話 布石

    夏江から元赤焔軍の副将 衛崢の捕捉を命じられた夏秋は、衛崢を捕らえ都へと護送する。一方、誉王は梅長蘇と靖王を離間させるため、皇后に頼んで静妃を監禁させる。そんな中、静妃付の宮女 小新は皇宮を抜け出して靖王府へと赴き、戚将軍と共に皇陵にいる梁帝に助けを求めに行くが、梅長蘇の配下と名乗る男に皇宮へ連れ戻されてしまう。その頃、蘇宅では梅長蘇の病が重く面会謝絶が続いていた。すると衛崢が捕らえられたこと、そして官兵が妙音坊に捜索に入ったとの知らせが舞い込み…。

  • 第32話 離間の計

    衛崢が都へと護送され、江左盟は城門付近で襲撃をかけるが失敗、衛崢は懸鏡司の牢に入れられる。衛崢奪還のため蘇宅には、衛崢の義理の父、薬王谷の谷主が訪れていたが、ようやく梅長蘇が目を覚まし、ここ数日で起きた出来事を知る。そんな中、都を出ていた靖王が帰京する。梅長蘇は列将軍に、靖王が参内する前に衛崢の件を報告するように指示するが、帰京した靖王の前に誉王が現れそのまま皇宮へと連れていく。何も知らない靖王は梁帝へ救済の報告を行うが、そこにはすでに夏江も参内していて…。

  • 第33話 雪中の訴え

    皇宮に参内し、衛崢が捕らえられた事実を知った靖王だったが、静妃の寝宮で静妃付の小新より、梅長蘇が監禁されていた静妃を救わず状況を利用しようとしていたと聞かされ激怒する。そんな状況を知らない梅長蘇は、皇宮から戻った靖王に衛崢を救出しても利はないと説くが、更に怒った靖王は密室を出て行き錠をかけてしまう。靖王が無謀な行動に出ることを恐れた梅長蘇は、雪の降りしきる中、靖王府の前で靖王が姿を現すのを待ち続けるのだったが…。

  • 第34話 正しき選択

    梅長蘇は靖王に、衛崢奪還のために夏冬の協力を取り付けることを提案する一方で、言侯府を訪れ、言闕と豫津にも衛崢奪還のための重要な役割を担ってほしいと申し出る。その頃、梁帝のもとには不吉な天象が報告されていた。これが天意だと悟った梁帝は、年が明ける前に皇太子を廃し靖王を七珠親王に昇格、靖王と誉王は肩を並べる。そしてそれぞれが思惑を抱える中 新年が到来、静妃付の宮女で夏江の内偵である小新は、静妃が留守の隙に寝室に隠された秘密の位牌を発見し…。

  • 第35話 奪還

    静妃が祁王の母である宸妃の位牌を祀っていることを知った誉王は、皇后と呼応して静妃、靖王親子を一気に攻める策を講じる。一方の梅長蘇も衛崢奪還に向けて入念に策を練っていた。靖王は盗賊団の追跡と称して都中に巡防営の兵を配置し、豫津は梁帝の弟、紀王のもとを訪れ、翌日 宮羽に会わせる約束をする。そして衛崢奪還計画実行の1月5日、夏冬は夫・聶鋒の墓参りに行くと言い、兄弟子の夏秋に事案の任務を依頼する。そして言闕も都の郊外にある道観へ夏江を呼び出すのだったが…。

  • 第36話 もう1つの戦場

    言闕より郊外の道観に呼び出された夏江だったが、言闕の言動に疑問を抱き急いで懸鏡司に戻る。だが懸鏡司を襲撃した一味はすぐに退散していた。夏江は衛崢を隠しておいた大理寺の牢に確認に向かうが、梅長蘇の配下が夏江を尾行しており、無事 衛崢の身柄強奪に成功する。参内した夏江が梁帝に衛崢を奪ったのは靖王の仕業だと示唆したため、怒った梁帝は靖王の参内を命じるのだった。その頃、ある屋敷では豫津が紀王を宮羽に会わせていたが、その紀王は夏冬がある罪人を連行する場面を目撃し…。

  • 第37話 謀士の覚悟

    梁帝の前で靖王を攻める夏江と誉王だったが、時同じくして静妃が宸妃の位牌を祀っていたと皇后から報告が入る。皇后が誉王と呼応して動いたのだった。しかし静妃は梁帝に頼まれて位牌を祀っていたため、梁帝は静妃の罰を禁足処分にとどめ、一連の騒ぎを静妃、靖王親子を陥れる策ではないかと疑う。靖王の反論に対抗できなくなった夏江は、梅長蘇が衛崢奪還に関わった疑いがあるとして、梅長蘇を懸鏡司で審問することを梁帝に求める。夏江の動きを早々に想定していた梅長蘇は、蘇宅に乗り込んできた懸鏡司の前に姿を現し…。

  • 第38話 対峙

    懸鏡司で夏江に尋問された梅長蘇は、衛崢強奪は靖王が首謀し、自分が策を講じたとあっさり認める。予想外な出方に警戒した夏江は、保身のために祁王を陥れたとの指摘を受け、梅長蘇が赤焔事案を覆すために都へ来たと確信し、懸鏡司に代々受け継がれる秘毒、烏金丸を梅長蘇にのませる。一方、豫津は紀王の屋敷を訪れ、1月5日に夏冬が連れていた男が衛崢にそっくりであることを伝える。紀王より報告を受けた梁帝は夏冬に参内を命じるのだったが…。

  • 第39話 形勢逆転

    衛崢の強奪について梁帝から問われた夏冬は、夏江の指示ではなく自分の独断であると主張する。自分を欺いていたと激怒した梁帝は、蒙摯に懸鏡司を封鎖することを命じるのだった。一方、懸鏡司では、夏江が夏春に梅長蘇を殺すよう命じるも、間一髪のところで江左盟が救出に入り、梅長蘇は難を逃れる。その頃、蒙摯の報告を待つ梁帝と紀王の前に、戸部尚書の沈追と刑部尚書の蔡センがやってきて、廃された皇太子が開いた闇炮坊の爆発が実は事故ではなく、誉王妃の弟である大理寺卿の朱エツが関与していたと報告する。梁帝はすぐにも誉王を参内させるが…。

  • 第40話 烏金丸

    懸鏡司の一件が落着し、静妃は靖王を呼び小新の口より真実を聞かせる。梅長蘇が監禁されていた静妃を助けようとしなかったのも、小新が靖王の前で訴えたこともすべて夏江の筋書きだった。梅長蘇を誤解していたことを悔いた靖王はすぐに蘇宅へと向かうが、梅長蘇の病状は悪化していた。夏冬より梅長蘇が烏金丸という毒をのまされたと知った蒙摯と靖王は、獄中の夏江に解毒薬の在りかを白状するよう迫る。その頃、蘇宅では晏医師による治療が続いていたが…。

  • 第41話 道を敷く

    誉王は罪には問われなかったものの双珠親王に降格、3か月間の幽閉処分を下される。これにより靖王は皇子の中で最も位が高くなり、静妃も貴妃へと昇格、貴妃だった越氏は賢妃へと降格される。そんな中、梁帝から梅長蘇に指南してもらうよう言われた靖王は、未来の右腕となる戸部尚書の沈追と刑部尚書の蔡センを連れて蘇宅を訪れる。一方、降格された誉王は帝位争いに敗れたと絶望していた。そんな誉王の姿を見た秦般弱は、獄中の夏江の元を訪れる。夏江は般弱にセンキ公主の遺した錦袋を開けるよう命じ…。

  • 第42話 梅嶺

    センキ公主の遺した錦袋に入っていたのは、センキ公主の姉、玲瓏公主が誉王に宛てた手紙だった。生母の祥嬪が玲瓏公主であり、自分に滑族の血が流れていると知った誉王は、復讐のため梁帝に叛旗を翻すことを決意する。一方、梅長蘇は穆王府に預けていた衛崢を蘇宅に呼び靖王に引き合わせる。衛崢に再会した靖王は、梅嶺で赤焔軍がどうやって謝玉と夏江に陥れられたかを知り、改めて赤焔事案を再審させることを誓う。そして3月の狩猟の儀が到来、一緒に訪れていた梅長蘇は静貴妃の招きを受け靖王と共に天幕へと向かうが…。

  • 第43話 翻る叛旗

    梅長蘇の脈を診た静貴妃は、梅長蘇が火寒の毒に侵されていることに気づくと大いに動揺し、靖王を天幕から追い出す。母親と梅長蘇の様子を見た靖王は、ただならぬ秘密があると問い詰めるも、貴妃は何も語ろうとはしない。その頃、都の誉王は皇后を説得して禁軍を掌握、慶歴軍5万を動員させ、梁帝たちのいる九安山を目指す。そんな中、四姐は捕らわれていた童路を助け誉王謀反の知らせを伝える。誉王が攻めてくることを知った梅長蘇と靖王は生き残るため決死の策を講じるのだった。

  • 第44話 決死の戦い

    誉王の大軍が迫る中、靖王は3日で紀城より援軍を連れて戻ると梅長蘇たちに約束し、九安山をあとにする。誉王が率いる5万の大軍に対し、梁帝を守る禁軍はわずか3千。梅長蘇は蒙摯に誉王の先鋒に奇襲をかけさせ、軍営に火薬を仕掛けて行宮に立てこもる作戦に出る。そして誉王の大軍が行宮の門に到着、蒙摯率いる禁軍、皇族、そして江左盟の配下たちによる決死の戦いが始まる。だが圧倒的な戦力で攻めてくる誉王の軍はついに行宮の門を破るのだった…。

  • 第45話 再会

    謀反を起こした誉王を捕らえ、慶歴軍を平定した梁帝は、皇后が謀反に共謀したと踏み、再度、都を掌握するため蒙摯を帰京させる。そんな中、靖王の配下が以前、孤山に出没した珍獣を捕獲。梅長蘇は世話をさせてほしいと靖王に願い出、薬を飲ませたうえに自分の血まで与える。実はその珍獣は全身を白い毛に覆われた人間だった。その正体を確信した梅長蘇は、白い毛の男がはめていた腕輪を手に取る。腕輪には梅長蘇がずっと懐かしみ続けていた者の名が刻まれていた。

  • 第46話 不肖の息子

    意識を取り戻した梅長蘇は、靖王から亡き父親の名前を尋ねられ、"梅石楠"と答える。靖王は静貴妃にも梅長蘇の父の名を問うが、なんと静貴妃の口から出てきたのも同じく"梅石楠"という名だった。靖王は梅長蘇が林殊だと考えていたことを静貴妃に明かす。その頃、梁王は誉王の謀反を受け、靖王を皇太子の座につける気持ちを固める。そしてようやく一行は都へ帰還するが、夏江は謀反に乗じて天牢から脱獄していた。一方の誉王は牢で観念していたが、妃が身ごもっていることを知り…。

  • 第47話 火寒の毒

    聶鋒の症状を治すため琅や閣閣主の藺晨が都入りし、秦般弱を捕らえる。その頃、夏江はある高官の屋敷に密かに身を寄せていた。夏江は高官に後宮の越賢妃に伝言を届けてほしいと頼む。そんな中、ついに靖王が皇太子に冊封され、体調を崩した梁帝の代理で政を行い、皇太子妃も中書令の孫娘に決まる。一方の梅長蘇は、宮羽を夏冬の身代わりとして天牢へ送り聶鋒と夏冬を引き合わせる。涙の再会を果たした聶鋒と夏冬に、藺晨は火寒の毒を解毒するための2つの方法を説明するのだったが…。

  • 第48話 残された時間

    藺晨から火寒の毒の説明を聞いた霓凰たちは、梅長蘇の命がそれほど長くないことを知る。梅長蘇は、皇太子(蕭景エン)が赤焔事案の再審を求めるまで、あと1年は生きさせてほしいと藺晨に頼むのだった。その頃、朝廷では皇太子が皇帝に代わって政務を進め、後宮を静貴妃が束ねていた。そんな中、前皇太子の生母である越賢妃のもとに夏江から書状が届く。再度、息子を皇太子の位につかせたい越賢妃は、梅長蘇が林殊であるという夏江の訴えを梁帝に報告する。驚愕した梁帝はある命令を下し…。

  • 第49話 暴かれる正体

    夏江の書簡より梅長蘇が林殊だと報告を受けた梁帝は、皇宮の古書をすべて調べさせ、ついに火寒の毒に関する記載を発見する。疑いを募らせた梁帝は、梅長蘇と皇太子(蕭景エン)に参内を命じ、蒙摯には休みを与える。皇太子が午の刻までに養居殿から出てこなければ、霓凰に穆王府と巡防営の兵で皇宮を攻めるように指示し、自らも養居殿へ赴く。そして養居殿で梁帝、皇太子、梅長蘇が待つ中、夏江が参内する。夏江は梁帝の前で梅長蘇が林殊であると言い放つのだった。

  • 第50話 掃討

    梅長蘇の正体を知った皇太子(蕭景エン)は、早く気づいてやれなかった自分を恨むが、静貴妃は小殊のためにも悲願を必ずやかなえるよう激励する。その頃、夏江の内偵により、蒙摯が夏冬を脱獄させていたことが露呈するが、藺晨の策により、蒙摯たちは刑部尚書の蔡センの追及をかわす。一方、意識の戻らなかった梅長蘇は藺晨の治療のおかげでようやく回復、藺晨にセンキ公主が夏江に残した内偵の所在を調べるよう指示する。そんな中、一組の母子が上京する。母子は言侯のもとを訪れ、ある名簿を渡すのだったが…。

  • 第51話 謝玉の文

    皇太子(蕭景エン)は梅長蘇を祁王が自害した独房へと連れて行き、言侯や側近に赤焔事案の再審を求めることを告げる。一方、衛崢や江左盟の配下たちは、梅長蘇の病を治すため貴重な奇薬を入手、藺晨に治療を願い出る。その頃、謝玉が死んだという知らせが都に届くが、ある夜、刺客が莅陽長公主を襲撃、間一髪のところを帰還した蕭景睿が救う。刺客の狙いが謝玉の遺した文だと疑った長公主と景睿は、ついに文を入れた袋を解く。そこには謝玉の罪が克明に記されており…。

  • 第52話 五つの大罪

    一度は皇太子(蕭景エン)からの申し出を断ったものの、良心が痛んだ莅陽長公主は、蕭景睿の励ましもあり謝玉の文を公にすることに同意する。皇太子は庭生を養子として迎える気持ちがあることを梅長蘇に告げ、かつて東海から持って帰ると約束した大きな真珠を梅長蘇に渡す。そしていよいよ梁帝の誕生日が到来、宴の行われる大殿には、霓凰郡主、言侯、朝廷の重臣たちが集まり、そこには梅長蘇の姿もあった。そんな中、ついに莅陽長公主が御前に現れ…。

  • 第53話 復讐の彼方に

    莅陽長公主が明かした謝玉の文の内容を受け、皇族や重臣は次々と梁帝に赤エン事案の再審を訴える。これに激怒した梁帝だったが、この局面が梅長蘇によって作られ、皇太子(蕭景エン)がすでに朝廷全体を掌握していると悟り、梅長蘇を単独で養居殿へ召すよう命じる。梅長蘇は祁王と赤エン軍、林一族の無念を訴え、梁帝が赤エン事案の再審を求める代わりに、決して林殊の身分で朝廷には戻らないことを約束、かつて自分を溺愛してくれた伯父の梁帝に別れの言葉を告げ…。

  • 第54話 (最終話) さらば、梅長蘇

    皇太子(蕭景エン)、紀王、そして言侯による赤エン事案の再審が終わり、改めて祁王一族、林一族、そして赤エン軍の潔白が天下に示された。名誉を回復した者たちの霊位が祭られ、梅長蘇は亡き一族に深々と叩頭する。藺晨は梅長蘇と飛流を連れて遊歴の計画を立てていたが、そんな折、大渝、北燕、夜秦、東海が梁に攻め入り、南楚にも不穏な動きがあると報告が入る。梅長蘇は北燕、夜秦、東海、南楚への対処を献策し、かつて幾度となく対戦した大渝には自らが討伐に向かうと皇太子に願い出るが…!

作品詳細

南北朝時代を模した架空の国・梁。都では皇太子と第5皇子・誉王(よおう)との後継者争いが激しさを増していた。そんな中、2人は情報組織「琅や閣」から“麒麟の才子を得た者が天下を得る”という情報を手に入れる。その麒麟の才子とは、江左盟の宗主・梅長蘇のことだった。両者は早速、梅長蘇(ばいちょうそ)の獲得に乗り出すが、梅長蘇は蘇哲(そてつ)と名を変え、都に潜入していた。梅長蘇は実は、12年前に謀反の罪で壊滅させられた赤焔軍の生き残り、林殊(りんしゅ)だった。猛毒に侵され以前とは違う容貌となった林殊は、軍を罠に嵌めた者たちへの復讐を果たそうと都に舞い戻ったのだ。一方、南の国境を守る雲南公主・穆霓凰(ぼく・げいおう)は、梅長蘇の中にかつて許嫁だった林殊の面影を見出し、惹かれていく。梅長蘇もまた霓凰への想いに胸を痛めるのだった。やがて誉王の謀士となった梅長蘇は誉王を巧みに操り、皇太子派と誉王派の勢力を削いでいく。そして、君主の器量を持つ第7皇子・靖王(せいおう)を後継者の座に就けるべく動き出すのだった。

スタッフ

[監督]コン・シェン/リー・シュエ[原作・[脚本]ハイ・イェン

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シリーズ作品

  • 琅や榜 <弐>~風雲来る長林軍~