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帝王の娘 スベクヒャン
帝王の娘 スベクヒャン
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帝王の娘 スベクヒャン

帝王の娘である“スベクヒャン”の座をめぐり異父姉妹の運命が交錯する。

2013年

字幕

  • エピソード
  • 作品詳細
  • 第1話

    時は6世紀初めの百済(ペクチェ)、24代王・東城(トンソン)王の治世末期。加林(カリム)城の城主で貴族のペク・カの娘チェファは、王の従兄にあたるユンと密かに情を通じており、彼の子を身ごもっていた。そんなある日、チェファは、戦地から帰還したユンが、戦功を王に妬まれて殺されるという不吉な夢を見る。

  • 第2話

    自分を辺境の地に追いやろうとする東城(トンソン)王に対し、ペク・カは怒りを募らせる。一方、ユンは北魏との戦いに勝利して帰還するが、東城王はユンを再び戦地に向かわせようとする。そんな中、東城王は狩りのため加林(カリム)城を訪れる。ユンも同行していると思い、チェファは街に出かけるが…。

  • 第3話

    再会したユンとチェファ。将来の生活を語り合うふたりだが、そこへ東城(トンソン)王が狩りの最中に襲われたと いう知らせが入る。瀕死の重傷を負った東城王は、ユンに百済(ペクチェ)の将来を託そうとする。一方のチェファは、父のペク・カから、ユンに嫁いで百済の王妃になるよう言われるのだが…。

  • 第4話

    王を暗殺したらユンが黙ってはいないと警告するチェファに対し、ユンもこの謀反を望んでいたはずだ と言うペク・カ。そんな中、東城(トンソン)王が死去し、ユンは王を暗殺した罪でペク・カを召喚する。召喚に応じないペク・カに対して、ユンは自ら兵を率いて加林(カリム)城を包囲する。

  • 第5話

    ユンは諜報団のピムンを使って、ペク・カの側近たちを暗殺する。チェファは密かにユンと面会して父の命乞いをするが、ユンの頑なな態度に、子を身ごもったことも伝えられないまま、物別れに終わってしまう。進退窮まったペク・カは潔く自害の道を選び、加林(カリム)城は陥落する。

  • 第6話

    ペク・カの屋敷は炎に包まれ、父の側を離れようとしないチェファは、クチョンに救出される。それを目撃した侍女のマックムは、チェファがユンの子を宿していることをヘ・ネスクに伝えるが、ヘ・ネスクはその事実を秘密にさせ、ユンにはチェファが命を落としたと報告する。

  • 第7話

    クチョンに連れられてチェファは、伽耶(カヤ)の地にたどり着く。その頃、強大な百済(ペクチェ)を築くと決意したユンは、25代王・武寧(ムリョン)王として即位。その一方でユンは、東城(トンソン)王の忘れ形見チンムの命を守るため、よく似ていると言われる自分の息子ミョンノンとチンムの衣服を取り替えさせる。

  • 第8話

    チェファは娘を出産し、ソルランと名付ける。一方、口がきけないせいで侮辱されているクチョンのために、チェファは玉の運び屋の仕事を見つけてくる。クチョンの気持ちを知りながら、それに応えることのできないチェファは、いずれクチョンのもとを離れるつもりだと言う。

  • 第9話

    慣れないながらも家事を始めるチェファ。ある時チェファは、手を触れようとしたクチョンを拒み、家を出ていくが、泣き叫ぶソルランのため態度を和らげる。そんな中、クチョンはペク・カの形見を入手する。それを見たチェファは、ようやくクチョンの気持ちを受け入れるのだった。

  • 第10話

    月日は流れ、成長したソルランと、仲の良い妹として育ったチェファとクチョンの娘ソルヒ。その頃、 武寧(ムリョン)王の太子ミョンノンは、捕らえられたポルグムが高句(コグ)麗(リョ)の密偵であることを暴き、父から諜報団のピムンを紹介される。一方のチンムは遊び人として育ち、武寧王を困らせていた。

  • 第11話

    武寧(ムリョン)王が王位に就いてから迎えたソネ王妃は病死し、ヘ・ネスクの娘が新たにウネ王妃となっていた。そんな中、高句(コグ)麗(リョ)の密偵を暴いたミョンノンの功績を称える宴席で、武寧王はミョンノンに対し、名君である東城(トンソン)王に学べと言う。それを聞いたチンムは怒りに打ち震える。

  • 第12話

    山で道に迷ったソルランとソルヒは、ならず者に襲われそうになるが、ソルヒはソルランを置いて逃げてしまい、姉妹の仲はぎくしゃくし始める。そんな中、武寧(ムリョン)王は伽耶(カヤ)の地を訪問することが決まる。チンムとヨン・ブルテは、その道中で密かに武寧王を暗殺する計画を立てる。

  • 第13話

    百済(ペクチェ)から武寧(ムリョン)王の一行が訪れることを知ったソルヒは、ソルランを無理やり同意させて、市場へと出向く。一方、チンムは市場で武寧王を暗殺しようと、準備を整える。その頃、ソルランとソルヒが百済王一行を見物しに行ったと知ったチェファは、慌ててふたりを捜しに向かう。

  • 第14話

    ミョンノンの提案で、伽耶(カヤ)の行宮に向かう前に、ペク・メスンの工房を訪れる武寧(ムリョン)王。そこでクチョンの姿を目撃したヘ・ネスクは、チェファがこの地で暮らしていることを知り、武寧王にチェファが生きていると知らせる。一方、チェファはソルランに、百済(ペクチェ)を守る花、守百香(スベクヒャン)の話をする。

  • 第15話

    ヘ・ネスクは、満月の夜に楼閣で待っているという武寧(ムリョン)王の言葉をチェファに伝える。そして満月の夜。チェファは遠くから武寧王の姿を見ただけで、そのまま家に戻ってくるが、チェファのことを父・東城(トンソン)王を暗殺した敵の娘と憎むチンムは、チェファのもとに刺客を送り込む。

  • 第16話

    チェファの家が刺客に襲われる。駆けつけたコマクやヨング親子は殺害され、クチョンも斬られる。チェファは両目に重傷を負うが、ソルランの機転によって、ソルランとソルヒ、チェファの3人は洞窟に身を隠す。一方、チェファの存在を知ったミョンノンは、チェファを迎えに行く。

  • 第17話

    医者のもとに向かう途中でミョンノンと出くわしたソルランは、取り乱したふりをしてやり過ごす。一方、目が見えなくなったチェファは、持っていたかんざしからソルヒをソルランと勘違いし、実の父親が百済(ペクチェ)の武寧(ムリョン)王で、本当の名前はスベクヒャンであることをソルヒに話してしまう。

  • 第18話

    間違ってソルヒにソルランの出生を話してしまったことに気づいて、愕然とするチェファ。だが、ソルランに真実を伝えられないまま、チェファはスベクヒャンとだけ言い残して、息絶えてしまう。そんな中、武寧(ムリョン)王は、チェファに会えなかった寂しさを胸に、伽耶(カヤ)の地を後にする。

  • 第19話

    両親の敵討ちを誓ったソルランは、百済(ペクチェ)・新羅(シルラ)・伽耶(カヤ)の3国に通じる街道の村で荷運び人たちの世話をしながら、村を襲った盗賊たちの情報を仕入れている。そんな中、有力な情報を聞きつけたソルランは、その盗賊団の住みかに向かおうとするが、そこへソルヒも一緒についてくる。

  • 第20話

    盗賊の住みかの近くで待ち伏せするソルランとソルヒ。だが、ソルランが百済(ペクチェ)王の娘だと知ったソルヒは、ソルランがそばを離れた隙に、ひとりで百済の都、熊津(ウンジン)城へと向かう。城門の前で倒れ、ヘ・ネスクの夫人に助けられたソルヒは、結願鼓(キョロンゴ)を叩けば王に拝謁できるかもしれないと聞く。

  • 第21話

    結願鼓(キョロンゴ)を叩いて王宮に訴え出たソルヒ。だが、ソルヒの訴えは武寧(ムリョン)王の目に留まらなかった。仕方なくソルヒは、王自ら民の窮状を聞き審理を行う場を訪れて、スベクヒャンと名乗り武寧王の前に進み出る。一方、山中で倒れていたソルランは、トルデとマングに助けられる。

  • 第22話

    スベクヒャンだと名乗り出て、武寧(ムリョン)王との面会が叶ったソルヒ。ソルヒからチェファが死んだと聞かされた武寧王は、衝撃のあまりその場で倒れてしまう。一方、チェファの娘が現れたことで、チンムは警戒心を強める。ウネ王妃は、ソルヒが王女だと知ると、親しみを覚え始める。

  • 第23話

    ソルヒを捜すため、トルデやマングと行動を共にするソルランだが、ふたりに騙されて再び独りになってしまう。そんな中、チェファを殺害した盗賊を捕らえるため、ミョンノンが伽耶(カヤ)にやって来る。山中を捜索するミョンノンは崖から足を滑らせてしまうが、そこへソルランが通りかかる。

  • 第24話

    ミョンノンを助け、あの時は取り乱したふりをしていたと弁明するソルラン。ミョンノンの護衛がピムンだと知ったソルランは、行方不明になった妹のソルヒを捜し出すため、ピムンの力を借りたいとミョンノンに申し出るが、逆にミョンノンはソルランをピムンに誘い、試練を与える。

  • 第25話

    近くの村で米を手に入れて来るよう、課題を出されたソルランだが、そこは農村ではなく盗賊団の住みかだった。捕らえられたソルランだが、頭目の性格を利用して脱出に成功する。一方、王宮に部屋を与えられたソルヒだが、武寧(ムリョン)王はなかなかソルヒのもとを訪れようとしない。

  • 第26話

    ミョンノンの試練に見事合格したソルランは、ピムンへの入団を認められ、トルデとマング、それに酒房のおかみのヨオクをも連れて、百済(ペクチェ)の都である熊津(ウンジン)宮に向かう。一方、ソルヒはヘ・ネスクから武寧(ムリョン)王の実の娘かどうか疑いの目を向けられ、チンムはそんなソルヒに接近する。

  • 第27話

    庭園を散歩中の武寧(ムリョン)王の前にソルヒが現れる。武寧王はチェファと錯覚して近寄るが、勘違いだと気づいて立ち去ってしまう。だが、自責の念からソルヒを遠ざけていたと語った武寧王は、ついにソルヒを王女スベクヒャンとして迎え入れる。一方、ソルランはピムンの訓練を開始する。

  • 第28話

    教官テウンのもと、男たちに交じって激しいピムンの訓練に身を投ずるソルラン。トルデたちに助けられながら、厳しい訓練を生き延びてゆく。一方、王女スベクヒャンとして迎えられたソルヒは、チンムから以前伽耶(カヤ)で会ったことがあると言われるが、あくまで人違いだと言い張る。

  • 第29話

    ピムンの厳しい訓練に必死で食らいつくソルランに対し、ミョンノンは何かと世話を焼くようになる。そんなある夜、武寧(ムリョン)王は、20年前の事実を語る。武寧王は、東城(トンソン)王の息子チンムに殺意を抱くことを恐れ、チンムと自分の息子ミョンノンのふたりを、密かにすり替えていたのだった。

  • 第30話

    ウネ王妃の母が占い師の老婆を宮中に連れてくる。老婆は武寧(ムリョン)王に対して、偽の子を抱いていると言い放ち、偽物が父親の目をくり抜くだろうと予言する。そんな中、歴代王の肖像画を祭った部屋で、チンムと会ったスベクヒャンは、チンムが東城(トンソン)王より武寧王に似ているようだと言う。

  • 第31話

    占い師の老婆の予言通り、武寧(ムリョン)王の肖像画の目を指で突いてしまうスベクヒャン。怯えるスベクヒャンだが、チンムは腕利きの絵師に肖像画を修復させる。一方、亡き父、東城(トンソン)王を恋しがるチンムの姿を目にした武寧王は、寝殿にチンムを呼んで、温かい言葉をかけてやる。

  • 第32話

    武寧(ムリョン)王とチョポノリの約束をしたチンムだが、王宮に向かう途中でもめ事が起き、機会を逃してしまう。翌日、武寧王はスベクヒャンを交えて家族の肖像画を描かせるが、チンムは家族として肖像画に入ることを許されず、失望のあまりスベクヒャンが偽物だと暴いて、武寧王の幸せを潰そうと企む。

  • 第33話

    ピムンの新たな訓練として、官吏や女官に変装して王宮内で任務を遂行するソルランたち。醜い女官に変装してミョンノンの殿閣まで花を届けるソルランだが、その途中でスベクヒャンとすれ違う。妹ソルヒの声に似ていると思ったソルランは、思わずスベクヒャンの後をつけるのだが…。

  • 第34話

    ウネ王妃の助手として刺繍会に参加したスベクヒャンは、その席で自分を軽蔑する高官の夫人たちを一喝する。一方、ミョンノンに不甲斐なさを指摘されたソルランは、訓練に精を出し急速に実力を上げていく。そんな中、高句(コグ)麗(リョ)がトゥジャン城を攻撃したとの伝令が届く。

  • 第35話

    高句(コグ)麗(リョ)侵攻の知らせに騒然となる王宮。その昔、武寧(ムリョン)王の父、百済(ペクチェ)21代王・蓋鹵(ケロ)王は、高句麗の密偵であった僧侶のトリムに騙されて、旧都の漢城(ハンソン)を奪われ、非業の死を遂げたのだった。長らくその名を口にすることすら禁じられていたトリムは、実は女で、百済の王宮に今も仕えていた。

  • 第36話

    王宮の懿花園(ウィファウォン)にいるトリムから高句(コグ)麗(リョ)王の性格を聞いた武寧(ムリョン)王は、高句麗軍の動向を探るためピムンを派遣する。敵陣の偵察に行ったソルランだが、まだ若い敵兵を殺せずに戻ってくる。一方、高句麗側は、休戦会談を百済(ペクチェ)で開く代わりに、王女のスベクヒャンを人質として求めてくる。

  • 第37話

    訓練生から晴れて正式にピムンの一員となったトルデたちだが、敵兵を殺せなかったソルランだけは、ミョンノンから、商人に扮した高句(コグ)麗(リョ)の密偵の殺害を命じられる。一方、スベクヒャンは自ら高句麗に人質として向かうことを申し出るが、武寧(ムリョン)王は危険な敵地に王女を送れないと言う。

  • 第38話

    ミョンノンは、最後の関門を通過したソルランをトリムのもとに預け、真の女人として育てさせる。一方、スベクヒャンを高句(コグ)麗(リョ)に人質として送るよう王命が下ったと聞いたチンムは、スベクヒャンのもとを訪れる。武寧(ムリョン)王から人質には送らないと聞いていたスベクヒャンは動揺する。

  • 第39話

    ミョンノンが武寧(ムリョン)王を守るために、王女の存在を高句(コグ)麗(リョ)に伝えたと知ったスベクヒャンは、自分を王女として受け入れてもらえるよう、百済(ペクチェ)の王族の女性に伝わるタニョンの舞を習い始める。一方、トリムから真の女人になるための特訓を受けるソルランも、タニョンの舞を伝授される。

  • 第40話

    武寧(ムリョン)王に気に入られようと、必死にタニョンの舞を練習するスベクヒャン。一方、ソルランは、ミョンノンに振り回されるうちに、しきりとミョンノンの顔が思い浮かぶようになる。ソルランは、真の女人になるための特訓が、王女スベクヒャンの身代わりを務めるためだと聞かされる。

  • 第41話

    ソルランは、懿花園(ウィファウォン)で会ったチンムに、なぜか親近感を覚える。そんな中、正式なピムンとなった証しに、獏(ばく)の入れ墨を授けられるソルランは、肩にある醜いほくろのところに彫ってもらおうとするが、トリムから、それはほくろではなく、百済(ペクチェ)を守る花、守百香(スベクヒャン)の入れ墨だと言われる。

  • 第42話

    ミョンノンから獏(ばく)の入れ墨を授けられたソルランは、人質の身代わりにされると知って悩むが、必ず妹を捜し出すという思いに、ついに覚悟を決める。侍女のナウンから聞いたスベクヒャン王女の性格が、妹のソルヒに似ていると知って、ソルランは身代わりを務めることに自信を持つ。

  • 第43話

    武寧(ムリョン)王と対面したソルランは、身代わりを成功させるため、自分を実の王女と思うように言う。そして、加林(カリム)城に到着し、高句(コグ)麗(リョ)側に軟禁されるソルラン。一方、スベクヒャンは、自分の身代わりを務めた娘の特徴が姉のソルランに似ていると思い、不安を募らせる。

  • 第44話

    自分の身代わりを務めた娘が姉のソルランだと知って衝撃を受けたスベクヒャンは、その娘が高句(コグ)麗(リョ)の密偵かもしれないと称して、自ら加林(カリム)城へと向かう。加林城で王女の姿をしているソルランを見たソルヒは、抵抗することのできない運命の力を思い知るのだった。

  • 第45話

    高句(コグ)麗(リョ)の将軍ウルミルに見とがめられたソルヒは、自分こそが本物の王女スベクヒャンであると言い放つ。ソルランが偽の王女であることが暴露され、休戦交渉において窮地に立たされる武寧(ムリョン)王。一方、ミョンノンは武寧王に対し、高句麗側に捕らえられたソルランの救命を願い出る。

  • 第46話

    ミョンノンの嘆願にもかかわらず、武寧(ムリョン)王はソルランが高句(コグ)麗(リョ)の密偵だという情報に警戒を強め、ソルヒはわざとソルランを脱獄させる。一方、ミョンノンはソルランから、高句麗王の興安(フンアン)が太子時代、百済(ペクチェ)に密偵として滞在していた際に情人がいたという情報を聞き、その女を捜し求める。

  • 第47話

    ソルランは釈放され、高句(コグ)麗(リョ)との休戦会談も無事に終了する。ソルランの手柄を認めた武寧(ムリョン)王は、必ず妹を捜し出すと約束し、それを聞いたソルヒは愕然とする。一方、百済(ペクチェ)の王に家族を殺され、憎悪を抱いているという高句麗の刺客が、熊津(ウンジン)へと向かう。実は生きていたクチョンであった。

  • 第48話

    晴れて自宅を与えられるが、広い家に独りで落ち着かないソルラン。そんな中、ソルランは、武寧(ムリョン)王からスベクヒャン王女の話し相手になるよう頼まれるが、スベクヒャンはそれを拒絶する。代わりにソルランはウネ王妃の話し相手を任され、王妃や武寧王に気に入られてゆく。

  • 第49話

    スベクヒャンの侍女ナウンは、ピムンで王女の偵察をしていた。だがナウンは、王女に怪しい素振りはないと証言する。そんな中、ウネ王妃はミョンノンに、太子妃を迎えることを提案する。一方、ミョンノンは、チンムと談笑するソルランを見て、嫉妬を募らせる。

  • 第50話

    貴族の娘たちが太子妃候補として現れ、気が気ではないソルラン。一方のミョンノンも、チンムがソルランと親しくしていることに、気を揉んでいる。そんな中、ウネ王妃の誕生日を祝う宴が開かれるが、ソルランの存在が邪魔なソルヒは、ソルランに薬を盛って記憶を奪おうとするが…。

  • 第51話

    記憶を失うことは免れたが、倒れて蔵に閉じ込められてしまったソルラン。そこへ、心配したミョンノンが捜しにやって来て、無事に助け出される。その頃、宴席でタニョンの舞を無事に舞い終えたスベクヒャン王女は、その席で突如、ヘ・ネスクが高句(コグ)麗(リョ)と内通していたと告発する。

  • 第52話

    スベクヒャン王女の告発によってヘ・ネスクは投獄され、ウネ王妃は王女に怒りをぶつける。一方、ソルランは、遠目に見た王女の姿が妹のソルヒに似ていることに驚く。そんな中、スベクヒャンは高句(コグ)麗(リョ)の将軍ウルミルと密会し、本物の高句麗の刺客を捕らえさせてくれるよう頼む。

  • 第53話

    ウネ王妃は、スベクヒャン王女の機嫌を取るためソルランを使いに送るが、王女は頑として会おうとしない。チンムの仲介で王女に会おうとするソルランだが、チンムがソルランと一緒だと知るや、スベクヒャンは引き返してしまう。困ったソルランは、ミョンノンに仲介を頼むが…。

  • 第54話

    ソルランはついにスベクヒャン王女と対面し、王女が紛れもない妹のソルヒであることを知る。密かに姉妹水入らずの時間を過ごすソルランとソルヒ。貴族の夫人たちから自分の出自を疑われているというソルヒの言葉に、ソルランは自分の存在を当分の間、秘密にしておこうと提案する。

  • 第55話

    ソルヒはわざとウネ王妃を怒らせて、王妃が自分のことを憎んでいる姿をソルランに見せつけ、ソルランはソルヒを守ると約束する。そんな中、武寧(ムリョン)王から事件の真相究明を命じられたトリムは、王女が黒幕だと考え、ヘ・ネスクの潔白を示す証拠が見つかったという噂を王宮内に流す。

  • 第56話

    トリムの仕掛けた罠にはまって、王女の護衛を務めるサドが捕らえられる。だが、サドは、あくまで金欲しさに自分がしでかしたことであり、王女は自分に利用されただけと言い張ったまま、命を落とす。高句(コグ)麗(リョ)との内通はサドの単独行動との判断が下され、ヘ・ネスクは釈放される。

  • 第57話

    事件は解決したものの、まだ釈然としない武寧(ムリョン)王。一方、王女は王妃とヘ・ネスクに謝罪をし、一応の和解を果たす。その頃、チンムは、懇意になったクチョンと共に、狩りを楽しんでいた。高句(コグ)麗(リョ)の刺客であるクチョンは、武寧王暗殺の機会を得るために、チンムに接近したのだった。

  • 第58話

    チンムに連れられて遊郭に泊まるが、気乗りしないクチョン。遊郭の下働きの少年を引き取ったクチョンは、ソルランとソルヒのことを思い出す。一方、ソルランは、母親のチェファが、父親のクチョンを裏切って、武寧(ムリョン)王との間にソルヒをもうけたということが、どうにも信じられない。

  • 第59話

    王宮内で次第に孤立し、武寧(ムリョン)王からも面会を拒まれる王女。一方、ソルランは、自分の肩に守百香(スベクヒャン)の入れ墨があることを不思議に思う。そんな中、王女の母親が東城(トンソン)王を暗殺した逆賊ペク・カの娘であると知ったソルランは、ペク・カの元使用人が1人だけ、王宮にいることを突き止める。

  • 第60話

    チェファの侍女だったマックムは、“彩花(チェファ)商団”という商団を運営する傍ら、チェファの行方を捜していた。一方、ソルランは、マックムの行方を捜し始める。そんな中、王宮内で茶会が開かれるが、武寧(ムリョン)王や王妃の側で談笑するソルランの姿を見たソルヒは、ますます孤独感を強める。

  • 第61話

    王女とチンムが親しくしていると知って、不安を覚える武寧(ムリョン)王。そんな中、王宮に伽耶(カヤ)・キムン国の王スニムンの刺客が侵入するが、ソルランとミョンノンの機転により事なきを得る。ソルランは刺客を捕らえた褒美に5日間の休暇をもらい、友人の見舞いと偽って、マックムを捜しに行く。

  • 第62話

    家を出るソルランの前に、お忍び姿のミョンノンが現れる。一方のソルヒは、ならず者を使ってソルランの動向を探らせる。ソルランとミョンノンは、マックムの手がかりを得られないまま街を歩き回っていたが、スニムンの放った刺客に襲われ、小屋に閉じ込められてしまう。

  • 第63話

    キムンの王スニムンの刺客によって、小屋に閉じ込められてしまったソルランとミョンノン。外に助けを求めようとするが、なかなか思った通りにはいかず、そうこうしているうち、ふたりの距離は自然と縮まっていくのだった。そんな中、スニムンが不意に百済(ペクチェ)の王宮を訪れる。

  • 第64話

    スニムンは、ミョンノンがキムンの行宮に侵入を図って捕らえられたとほのめかし、武寧(ムリョン)王を脅迫する。その頃、閉じ込められているソルランとミョンノンは、何とかして小屋から脱出しようとするが、見張りのせいで全く身動きが取れないまま、時間だけが過ぎていくのだった。

  • 第65話

    ソルヒは、ソルランを尾行させていたならず者たちから、ソルランが何者かに連れ去られたと聞かされる。一方の武寧(ムリョン)王は、スニムンの脅迫に屈しない姿勢を示す。そんな中、閉じ込められた小屋の中で、次第に気力を失ってゆくソルランに対し、ミョンノンは自分の思いを告白する。

  • 第66話

    手柄を立てようと、ならず者たちと一緒にソルランとミョンノンの行方を捜していたソルヒ。だが一歩遅く、ピムンの捜索隊が先に、ミョンノンとソルランを助け出してしまう。ミョンノンの無事を知った武寧(ムリョン)王は、スニムンとの会談に臨み、スニムンの要求に対して拒否の意思を伝える。

  • 第67話

    無事に意識を取り戻したソルランは、ミョンノンが自分に告げた言葉が耳から離れない。一方、スニムンは、ミョンノンを人質にして武寧(ムリョン)王を再び脅迫しようとするが、そこへミョンノンが現れる。一転して窮地に陥ったスニムンに対し武寧王は、国境地域である谷鎚(コクチュ)の割譲を要求する。

  • 第68話

    命と引き換えに、谷鎚(コクチュ)の割譲とキムンの民の保護に合意し、百済(ペクチェ)を後にするスニムン。武寧(ムリョン)王は、事件の無事解決を祝って茶会を開き、その席に王女も呼んで謹慎を解く。一方、ソルランは、太子妃には良家の娘がふさわしいと考えて、ミョンノンへの思いを断ち切ろうとする。

  • 第69話

    本気ならばたとえ身分の合わない女性であっても反対しないという武寧(ムリョン)王の言葉を受けて、ミョンノンは自分の思いをソルランに伝え、ソルランもまたミョンノンに対して自分の本当の思いを伝える。一方、ソルヒは、ソルランがペク・カの使用人のことを調べていたと知って、衝撃を受ける。

  • 第70話

    急速に距離を縮め、浮かれた日々を過ごすソルランとミョンノン。一方、トリムは、サドが持っていた黒玉の指輪の出所を調べ始める。そんな中、王女とチンムが親しく談笑する姿を再び目撃した武寧(ムリョン)王は、急遽チンムを呼びつけ、二度と王女と個人的に会ってはならないと言い渡す。

  • 第71話

    チンムに唇を奪われた王女は、チンムを大切な友人だと言って拒む。一方、ミョンノンとソルランの仲を知る武寧(ムリョン)王は、ソルランをキムンへ密偵として送り込もうという提案に反対する。そんな中、サドに与えた黒玉の指輪を女官が身に着けているのを知って、王女はトリムのもとを訪れる。

  • 第72話

    ソルランは、ついにマックムを知る者に出会い、マックムが現れる場所と日時を聞き出すことに成功する。一方、サドの遺品である黒玉の指輪に王女が関心を示したことについて、ヘ・ネスクとトリムはナウンに問いただすが、ナウンの答えにはどこか釈然としないものがある。

  • 第73話

    ついにマックムと出会ったソルランは、チェファの無実を調査する役人と偽って、チェファの話を聞こうとする。ソルランに心を許したマックムは、加林(カリム)に行ってから話をすると言う。一方、チンムから マックムの居場所を教えられたソルヒは、不在と知りながらもマックムの屋敷を訪れる。

  • 第74話

    ペク・カの屋敷跡でチェファの作った産着を掘り出しながら、チェファについて語るマックム。ソルランは、妹のソルヒでなく、自分こそが武寧(ムリョン)王と母チェファの間に生まれた王女だと知って、衝撃を受ける。一方、ソルヒは、ソルランがすでにマックムに会ってしまったと知る。

  • 第75話

    王女になるために家族を裏切ったと、ソルヒを問い詰めるソルラン。だが、真実を明かせばソルランとミョンノンが実の兄妹になるというソルヒの言葉に、ソルランは戸惑う。そんな中、トリムはソルランにキムンへの密偵を任せようとするが、ソルランは百済を離れられないと言う。

  • 第76話

    武寧(ムリョン)王を前にしながらも、真実を告げられずにいるソルラン。そんな中、王女は自らの宝飾品を売って民に施しを行い、皆の歓心を買う。そんなソルヒを、なおも許すことのできないソルランだが、百済(ペクチェ)から去ってくれというソルヒの言葉に、密偵としてキムンへ行く決心をする。

  • 第77話

    実の兄妹であるという真相が明かされてミョンノンが傷つくことを恐れたソルランは、キムンに密偵として行くことを決意する。ソルランは、王女の正体が露見した時のことを心配しながら百済(ペクチェ)を後にし、一方のソルヒは、これで真相を知る者はいなくなったと安心するのだが…。

  • 第78話

    王女は偽物で、姉のソルランこそが本物の王女だと指摘し、大金を要求するナウン。ソルヒは、信じていた最側近の突然の裏切りにより、窮地に陥ってしまう。一方、キムンに到着したソルランは、大臣コヨンの紹介で寝殿の女官となり、スニムンに接近することに成功する。

  • 第79話

    ソルランは、カヒと名乗って寝殿の女官となり、思惑通りスニムンに気に入られる。一方、ソルヒは、王女の正体をめぐって自分を脅迫し侮辱するナウンを殺害してしまう。そこへ訪れたチンムは、ぼう然とする王女に対して、ナウンが王室の金を盗んで失踪したことにするよう助言する。

  • 第80話

    気絶したスニムンを助け、ますます気に入られたソルラン。一方、ナウンの失踪を調査するヘ・ネスクだが、ヨン・ブルテに弱みを握られ、やむなく調査を中止させる。そんな中、クチョンがチンムに連れられて王宮見物にやって来る。クチョンは、王宮の構造や王の移動経路を把握する。

  • 第81話

    チンムは王女の宿衛兵としてクチョンを紹介しようとするが、武寧(ムリョン)王がやって来たために、慌てて王宮を後にする。一方、キムンで偵察中のソルランは、スニムンには首を吊って死んだ妹がいることを突き止める。そんな中、王宮に潜入したクチョンは、武寧(ムリョン)王を斬りつけようとするが…。

  • 第82話

    王女として武寧(ムリョン)王のそばにいるソルヒの姿を見て、驚愕するクチョン。一方、スニムンの死んだ妹のように振る舞って、スニムンの心を掴むことに成功したソルラン。そこへ、武寧(ムリョン)王の親書を携えたミョンノンが、キムンにやって来る。ミョンノンは、ソルランとスニムンの関係を心配する。

  • 第83話

    ついに再会を果たしたソルヒとクチョン。ソルヒはクチョンに、チェファとソルランが死んだと言う。一方、スニムンは武寧(ムリョン)王の親書に憤慨するが、ソルランはそんなスニムンを説得しようと試みる。強情な態度を必死で諫めるソルランの姿に、スニムンは亡き妹の姿を重ねるのだった。

  • 第84話

    家族を殺した盗賊の討伐を、スニムンに願い出るソルラン。ソルランと外出したスニムンは、盗賊に襲われて悲惨な暮らしを強いられている民の現状を目の当たりにする。キムンの兵力だけでは盗賊を討伐できないと知ったスニムンは、百済の武寧(ムリョン)王に親書の返事を送り届ける。

  • 第85話

    盗賊の討伐を条件に、キムンを百済(ペクチェ)に捧げると宣言するスニムン。トルデやマングら、キムンに潜入していたピムンが帰国する中、スニムンに気に入られているソルランは、すぐには帰れない。一方、ソルランが生きていると感づいたクチョンは、高句(コグ)麗(リョ)の刺客から足を洗って百済を去る。

  • 第86話

    休暇をもらって故郷の村を訪ねるソルラン。一方のクチョンも、ソルランが生きているなら故郷の村を訪れたかもしれないと思い、キムンへと向かう。そんな中、ソルヒに密偵の存在を聞いたチンムは、ヨン達率にその存在をスニムンにほのめかすよう指示をする。

  • 第87話

    故郷の村でついに再会を果たすソルランとクチョンだが、そこへスニムンの追っ手が現れる。だまされたと激怒するスニムンに対して、ソルランは誠意をもって説得し、晴れて百済(ペクチェ)とキムンの同盟が成立する。ミョンノンと帰途に就くソルランだが、その途中でクチョンのもとへと向かう。

  • 第88話

    クチョンと共に百済(ペクチェ)に帰ってきたソルラン。一方のミョンノンは、ソルランが黙って姿を消したことに失望する。そんな中、武寧(ムリョン)王は、狩りの最中にクチョンから手紙を受け取り、王女が偽者であると伝えられるが、本物の王女の正体については、手紙が汚損して分からずじまいとなる。

  • 第89話

    高句(コグ)麗(リョ)の刺客を捕らえ手柄を立てようとするチンムは、その相手がクチョンだとは知らずに襲撃する。クチョンは、刺客の黒幕がチンムだと気付くが、その事実を伝えられぬまま、ソルランの腕の中で息を引き取ってしまう。ソルランは王宮に戻り、王族の事件を調査する闡庇司(チョンビサ)の職に就く。

  • 第90話

    王族の事件を調査する闡庇司(チョンビサ)の職に就いたソルランは、父を襲った刺客の正体を探ろうとするが、父が刺客の手がかりとして残した数珠の持ち主がチンムであることを知って困惑する。一方、武寧(ムリョン)王は、自分に手紙を渡した男の正体が、チェファの夫であるクチョンだったと知る。

  • 第91話

    両親を殺した黒幕がチンムであると知ったソルランは、より確かな証拠を手に入れるため、チンムの屋敷を訪れる。チンムの屋敷でピムンの紋章を発見したソルランは、チンムが疑わしいとミョンノンに告げるが、ミョンノンは兄弟同然に育ったチンムを疑うことに対して、慎重になる。

  • 第92話

    友と信じていたソルランが自分を探っていると知って、激怒するチンム。チンムは配下の刺客たちを遠くに逃がそうとするが、それを察知したミョンノンによって、みな捕らえられてしまう。一方、王女の侍女ナウンが謎の失踪を遂げたと知った武寧(ムリョン)王は、王女を呼びナウンの行方を尋ねる。

  • 第93話

    チェファの侍女であったマックムと対面した王女は、ヘ・ネスクが自分を陥れようとしていると言って、マックムに協力を求める。そんな中、王宮で民の訴えを審理する行事が開かれる。その場に現れたマックムは、ヘ・ネスクがペク・カを扇動して東城(トンソン)王を殺害させたと証言する。

  • 第94話

    ヘ・ネスクの罪が明らかになれば、武寧(ムリョン)王が王位を奪ったことになると、ソルヒを非難するソルラン。武寧(ムリョン)王はヘ・ネスクの処置に苦慮するが、ソルランは捕らえた刺客を王女に対面させ、王女は彼らが家族を殺害した犯人だと証言する。ソルランは、彼らがチンムの配下であると明かす。

  • 第95話

    武寧(ムリョン)王はチンムを問いただし、チンムはチェファを殺したのは自分だと言い放つ。激怒した武寧(ムリョン)王はチンムに向かって剣を振り上げるが、チンムの孤独感に気付いて泣き崩れる。武寧(ムリョン)王はチンムに謹慎を命じて事件の収拾を図るが、ソルランはチンムに対する追及を続けようとする。

  • 第96話

    王族の身分を剥奪され謹慎処分で終わったチンムに対して、追及の手を緩めようとしないソルラン。そんな中、ソルランはヨン・ブルテから、キムンとの同盟を妨害しようとしたのは、王女であると聞かされる。王女の断罪を主張するソルランだが、武寧(ムリョン)王は体調を崩して寝込んでしまう。

  • 第97話

    武寧(ムリョン)王から偽の王女であることを追及されるソルヒ。言い逃れようとするソルヒだが、ソルランの証言に動揺するあまり、ナウンが死んだことをつい口にしてしまう。ソルヒは王女スベクヒャンの地位を剥奪されるが、辛うじて王宮にとどまることは許され、明妃女(ミョンビニョ)プヨンの名を与えられる。

  • 第98話

    ソルランこそが真の王女であることに気付いたトリム。だが、ソルランは、ミョンノンへの思いがゆえに、本物の王女だと名乗り出るつもりはないと言う。その気持ちを知りつつも、武寧(ムリョン)王に真実を告げようと決意するトリムだが、そこへ高句(コグ)麗(リョ)軍が侵攻したとの知らせが舞い込んでくる。

  • 第99話

    高句(コグ)麗(リョ)軍がトゥジャン城に侵攻したとの知らせに、ミョンノンは先鋒として出陣を志願する。王女の身分を剥奪されたソルヒだが、まだ自分が王女だと錯覚しての奇行が目立つようになる。一方、ソルランは、自分がクチョンを殺したと自覚していないチンムの態度に、疑問を抱き始める。

  • 第100話

    無事を祈りながらミョンノンを戦場に送り出すソルラン。そんな中、ソルヒは、高句(コグ)麗(リョ)の将軍ウルミルと密かに手を結び、陣中におけるミョンノンの居場所を高句麗軍に教えてしまう。敵軍の奇襲を受けてミョンノンが行方不明になったとの知らせに、百済(ペクチェ)の王宮は騒然となる。

  • 第101話

    ソルヒは、偽の王女だと知っていたと語るチンムともみ合ううちに、チンムを剣で刺してしまう。ソルランは、百済(ペクチェ)を危機に陥れたソルヒを斬ろうとするが、そこへミョンノンが現れる。一方、瀕死の重傷を負ったチンムに対し、武寧(ムリョン)王は自らの血を飲ませて助けようと必死になる。

  • 第102話

    自分とチンムがすり替えられたという事実を知って、衝撃を受けるミョンノン。一方、プヨン(ソルヒ)の死罪を求める声に対してソルランは、戦時中の混乱を避けるという名目で、ソルヒを監禁するに留める。そんな中、ミョンノンは、傷の回復したチンムを連れて、再び戦場に赴く。

  • 第103話

    ミョンノンを心配するあまり、密かに戦場に向かうソルラン。大勝を果たして凱旋したミョンノンは、チンムの活躍を武寧(ムリョン)王に報告し、王族の身分を回復させる。そんな中、ミョンノンは、チンムを訪ねて、自分とチンムがすり替えられた事実と、太子の座をチンムに譲る意向を伝える。

  • 第104話

    事実を知ったチンムは武寧(ムリョン)王に剣を向けて逆上するが、武寧(ムリョン)王が大切にしていた幼い頃からのチンムの肖像画を見て、泣き崩れる。一方、ミョンノンと自分が兄妹でないことを知って喜ぶソルランだが、王宮を離れても民を気に掛けるミョンノンの姿を見て、自ら身を引く決意をする。

  • 第105話

    キムンでクチョンを診察した医者からクチョンの娘の情報がもたらされ、その娘がソルランであることに驚愕する武寧(ムリョン)王。一方、ソルヒはソルランを毒殺しようとする。それを見破ったソルランは、チンムに殺させた高句(コグ)麗(リョ)の刺客が、父のクチョンであった事実を、ソルヒに告げる。

  • 第106話

    毒を飲んで倒れたソルヒは、一命こそ取り留めたものの、深い眠りから覚めると、それまでの記憶をすべて失っていた。一方、ソルランは、武寧(ムリョン)王から実の娘として迎えられる。ミョンノンと最後の夜を過ごしたソルランは、翌朝、チェファの思い出が残る加林(カリム)の地を、武寧(ムリョン)王と共に訪れる。

  • 第107話

    ソルランはソルヒを連れて王宮を後にする。一方、病状の悪化した武寧(ムリョン)王は、ミョンノンを呼んで王座に座らせた直後に倒れ、危篤と聞いて駆けつけたチンムに抱かれながら息を引き取る。ミョンノンは新王に即位し、ソルランはソルヒやトルデたちと遠く離れた地で新たな暮らしを始める。

  • 第108話 (最終話)

    ソルヒと共に百済(ペクチェ)の民として暮らし始めたソルラン。そんなある日、チンムが訪ねてくるが、ソルヒはチンムのことを一切覚えていない。一方、ミョンノンは、ソルランが自分のもとを去らざるを得なかった事情を知る。―そして守百香(スベクヒャン)の花が咲いた日、すべては平穏に包まれるのだった。

作品詳細

時は6世紀の百済(ペクチェ)、第24代王東城(トンソン)王の治世末期。加林(カリム)城の城主 ペク・カの娘チェファは、王の従兄にあたるユンと密かに情を通じており、彼の子を身ごもっていた。ユンは佐平(チャピョン)として戦に明け暮れ、チェファが身ごもっている事実を知らなかった。そんなある日、戦地から帰ったユンはもし子供が出来、娘だったら百済を守る花という意味の“スベクヒャン”と名付けようとチェファに話す。その頃、チェファの父ペク・カは東城王によって屈辱を受け、怒りを募らせていたが、娘とユンの関係を知り、東城王がいなくなれば娘が王妃になるのではと考えていた。そんな中、ユンの側近ヘ・ネスクから“ユンも東城王の死を望んでいる”とそそのかされ、東城王の暗殺を実行する。東城王を敬遠していたようにみえたが敬愛していたユンは、これに激怒しペク・カを自害に追い込む。ネスクはチェファがユンの子を宿していることを知るが、ユンを王にするためその事実を隠し、ユンにはチェファが命を落としたと伝える。ペク・カの屋敷が炎に包まれ、父の側を離れようとしないチェファを家来のクチョンが助け、伽耶(カヤ)へ逃げると、そこで女の子を出産し、その子にユンと約束した“スベクヒャン”ではなくソルランと名付ける。一方で、ユンは第25代王 武寧(ムリョン)王として即位し、“息子を守ってほしい”という東城王の遺言に従い、よく似ていると言われる自分の息子と彼の息子を入れ替え、側におくことで身を守り、そして王位につけようと考える。時が立ち、チェファとクチョンの間に生まれたソルヒは、異父姉ソルランが武寧王の娘だと知って彼女に成り済ますことを考える。こうして激動の時代に翻弄されながらも次第に権力を掌握していくスベクヒャンの波乱に満ちた物語がはじまる…。

スタッフ

[演出]イ・サンヨブ[脚本]ファン・ジニョン
(C) 2013-4 MBC