ミナミの帝王 ZERO
銀次郎の壮大な復讐が始まる―
2019年 10話
- エピソード
- 作品詳細
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第1話 伝説
大阪・ミナミの露店で物を売り、裏では当たり屋として金を稼いでいる萬田銀次郎(小林豊)。ある日、学生服の菜穂子(太田夢莉)を乗せた高級車に飛び込んだ銀次郎は、運転手に当たり屋であることを見破られるが菜穂子は怪我をした銀次郎を心から心配する。金銭を要求する銀次郎に対し、菜穂子は高価なダイヤのネックレスをあっさりと差し出すが、その行為が銀次郎の逆鱗に触れる。菜穂子をなじりその場を去った銀次郎は新たなターゲットの高級車に飛び込むが…。
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第2話 始動
ヤクザに襲われて瀕死の重傷を負った銀次郎(小林豊)は、長老と呼ばれる男(関秀人)に助けられる。銀次郎は阿久都天勝(中村育二)が父・浩一郎(金児憲史)を自殺に追い込んだ詐欺事件の全貌を長老に打ち明ける。浩一郎は、阿久都の卑劣な手口を銀次郎にあてた遺書に書き残していたのだ。なぜ浩一郎がすべてを伝えようとしたのか…その意味を長老に問われた銀次郎が向かったのは、阿久都商事だった。すると、ビルから菜穂子(太田夢莉)が出てきて…。
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第3話 誕生
銀次郎(小林豊)は阿久都天勝(中村育二)への復讐を決意するが、裏社会とも繋がる巨大企業の社長を叩き潰す術もなく途方に暮れる。これを知った長老(関秀人)は6人の男たちを招集。ギャンブルにはまる大手銀行員・バンク(吉原雅斗)、飲んだくれの医師・ヤブ医者(水野勝)、天才ITエンジニア・IT(田村侑久)、破天荒な英語教師・ペラペラ(勇翔)、そして教授(本田剛文)、館長(辻本達規)。いずれもはみ出し者だがそれぞれの分野ではプロフェッショナル。そこに長老も加わった「チーム銀次郎」を結成し、阿久都に対抗できる知識と技術を叩き込むことを宣言する。
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第4話 咆哮
「チーム銀次郎」による血の滲むような修業に耐え抜いた萬田銀次郎(小林豊)は、5年後、“経営コンサルタントの萬城銀次郎”と名乗り表舞台に戻ってくる。同じ頃、阿久都天勝(中村育二)は銀座に巨大タワービルを建設する計画を立ち上げ、腹心の幹部・田崎龍平(野村修一)に用地の買収を一任。田崎は若くして取締役に上りつめた有能な男で、阿久都も一目置いていた。ところが計画用地の中心にあるビルにヤクザ(前田耕陽)が居座り、立ち退きを拒否。一方、銀次郎は阿久都に接近しようとするが相手にされない。そこで、切腹を条件に阿久都への再接近を試みるが…。
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第5話 再会
苦戦していた地上げをわずか3日で成功させた“萬城”こと萬田銀次郎(小林豊)をまだ信用できない阿久都天勝(中村育二)は、部下に命じて素性を調査。半年前から消費者金融の最大手企業・ウエスギのコンサルタントを引き受けていることを知る。“サラ金王”と呼ばれるウエスギの社長・上杉省吾(トミーズ雅)に銀次郎はどんな手段で近づいたのか。一方、内部告発により阿久都商事にパワハラ疑惑が浮上。この騒動をほくそ笑みながら眺める銀次郎は、阿久都を骨抜きにする次の一手を仕掛けようとするが…。そんな中、銀次郎の過去を知る阿久都の娘・菜穂子(太田夢莉)が帰国する。
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第6話 動揺
パワハラ騒動を収めて阿久都天勝(中村育二)に取り入り、阿久都商事の副社長に就任した銀次郎(小林豊)は、その披露パーティーで5年ぶりに帰国した菜穂子(太田夢莉)に再会する。当たり屋だった過去を菜穂子が明かせば、銀次郎の復讐は失敗に終わってしまう。銀次郎を紹介された菜穂子の様子を見た阿久都は二人の関係を問いただし、緊張がパーティー会場を包み込む。さらに、かつての舎弟・月島拓馬(清水天規)が銀次郎を密かにつけ狙っていた。
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第7話 伏兵
ウソのおかげで阿久都(中村育二)の信頼を得た銀次郎(小林豊)だったが、菜穂子(太田夢莉)と2人で出掛けたレストランで、阿久都商事に入り込んだ本当の狙いを問い詰められる。菜穂子への想いと復讐の間で銀次郎は揺れ動き、理由を明かすべきか悩む。その頃、銀次郎を怪しむ専務の堀部(佐渡山順久)は極秘調査に乗り出していた。またしても迫る危機を察知した銀次郎は、堀部に対し常軌を逸した行動に出る。 ある夜、銀次郎と菜穂子はお互いの気持ちから銀次郎の住むホテルに向かうが…。
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第8話 暗雲
銀次郎(小林豊)と菜穂子(太田夢莉)の関係を知った田崎(野村修一)は、菜穂子に銀次郎が父・阿久都(中村育二)を騙そうとしていると警告する。一方、銀次郎は阿久都を地獄に落とす最後の一手を繰り出す準備を進めるが、それには今の銀次郎を育てた恩のある愛釜地区の住人達の協力が必要だった。あまりにリスクの高い作戦に、さすがの住人達も頑なに抵抗するが…。その頃、田崎は銀次郎の正体を暴こうと、阿久都に銀次郎のアキレス腱である“あの人物”を引き合わせようとしていた。
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第9話 誘発
銀次郎(小林豊)の過去を月島拓馬(清水天規)から聞かされた阿久都(中村育二)は激昂。田崎(野村修一)は阿久都に詰め寄られるが釈明できない銀次郎の失脚を確信し、ほくそ笑む。一方、菜穂子(太田夢莉)は銀次郎と父への愛で揺れ動く。銀次郎もまた、菜穂子への想いから復讐を遂げる決意に迷いが生じる。しかし、銀次郎の仕掛けた復讐計画の時限爆弾は爆発の時を迎えようとしていた。
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第10話 (最終話) 交錯
社長の座から追い落としたはずの阿久都(中村育二)が表舞台に返り咲き、命をかけた復讐がなにひとつ報われない現実を突きつけられた銀次郎(小林豊)は絶望の淵に立たされる。そんな折、長老(関秀人)を射殺したヤクザの正体が判明。それはかつて阿久都と手を組み、父を追い詰めた男・中沢(粟島瑞丸)だった。長老の弔い合戦を決意した“チーム銀次郎”は、最後の決着をつけるため愛釜を後にする。一方、銀次郎への想いを断ちがたい菜穂子(太田夢莉)は、ある決意を胸に家を出る。運命を翻弄した復讐と愛の物語。いよいよ最後の時を迎える―
作品詳細
大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎は、どんな手を使ってでも借金を取り立て“ミナミの鬼”と恐れられている。そんな銀次郎がどのような生い立ちで、なぜ“ミナミの鬼”とまで呼ばれるほどの金貸しになったのか…。「ミナミの帝王」の原点を描く。