尚芸館の五つ星 プリンスとのナイショの恋
女人禁制の学び舎に入学した“男装女子”の運命は?ラブ&コメディ&サスペンス! “男装女子”と4人の“プリンス”たちが織りなす青春歴史絵巻!!
2020年
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無料
第1話
沈(しん)家の令嬢・蝶衣(ちょうい)が、婚礼を前に突然病死した。幼くして沈家に引き取られて以来、彼女とは姉妹のようにして育った依依(いい)は、恩返しのために長安の唐(とう)家に替え玉として嫁ぐと申し出る。しかし、彼女の本当の目的は、蝶衣が気にかけていた“ある秘密”を調べることだった…。
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第2話
尚芸館の入学試験は目前に迫っていた。唐九華(とう・きゅうか)に促されて書物を開いた沈依依(しん・いい)だったが、その途端に睡魔が。そして、試験当日。依依は、尚芸館の門前に集まった受験者たちの中に、先日、街でひと悶着起こした因縁の相手“腐れ豆腐”―楊子安(よう・しあん)の顔を見つけ…。
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第3話
尚芸館の寮は2人部屋だった。それだけでも耐えがたいのに、なんと相手は楊子安(よう・しあん)だという。ここで騒ぎを起こして退学になっては、唐九華(とう・きゅうか)との婚礼を先延ばしにする理由を失ってしまう。沈依依(しん・いい)は渋々、決まりに従うことを選ぶのだった。しかし、早速第一の“試練”が…。
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第4話
尚芸館の助教・楊子旭(よう・しきょく)の発案で、親睦会が開かれることに。まだ打ち解けていない生徒たちの絆を深めるため、というのは表向きの理由で、子安(しあん)の兄である子旭には、もう1つ別の狙いがあった。手下の王招財(おう・しょうざい)・進宝(しんぽう)兄弟を操り、彼が画策していたのは…。
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第5話
蔵書閣が火事に。中で掃除をしていた沈依依(しん・いい)と楊子安(よう・しあん)は辛くも逃げ延びるが、依依をかばった子安は背中にケガを負ってしまう。子安の治療に当たった医者から、包帯を巻くのを手伝うように言いつけられた依依。しかし、上半身裸で寝台に横たわる子安を、まともに見ることもできず…。
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第6話
尚芸館と国子監の袋棍球(たいこんきゅう)の試合が始まった。相手は、まだ傷の癒えない楊子安(よう・しあん)と初心者の沈依依(しん・いい)を狙ってくる。そこには、楊助教の密かな企みがあった。試合終盤、尚芸館は同点に追いつくが、残り時間はわずか。みんなでつないだ球を、子安が敵陣へと放ち…。
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第7話
長時間ひざまずいたまま水桶を持ち上げ続ける罰を課された沈依依(しん・いい)は、あまりの過酷さに気を失ってしまう。目を覚ました依依を心配して見舞う、唐九華(とう・きゅうか)たち。彼らと話すうちに、依依は卒倒した自分を部屋まで運んでくれたのが楊子安(よう・しあん)だったと知り…。
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第8話
目隠しをされた楊子安(よう・しあん)が連れてこられたのは、偽金造りの一味が隠れ住む山塞だった。黒幕を突き止めようと、密かに行動を開始する子安。しかし、彼の身を案じて後をつけてきた沈依依(しん・いい)が、一味の者に見つかってしまう。そのせいで、子安が潜入していたこともバレてしまい…。
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第9話
「好きだよ」―酒楼での酒盛りで、したたかに酔った沈依依(しん・いい)は、夢心地で楊子安(よう・しあん)にそう告げた。蝶依(ちょうい)が女性だとは知る由もない子安は、自分の中に沸き上がる感情を押し殺すしかなかった。そんななか、蝶依の司南佩が皇室とつながりがあるのではないかという情報が…。
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第10話
未来の妻のために、年の若い侍女を探している―唐九華(とう・きゅうか)の声に反応したのは、同窓の李(り)だった。しかしこれは、子供の連続誘拐事件を調べようと動き出した九華の罠。官府もこの事件に絡んでいるかもしれないと察した尚芸館五子は、黒幕をおびき出すべく、独自に事件の調査を進めることに…。
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第11話
皇太子は、密かに私兵を集めていた事実を塗(と)御史につかまれて焦っていた。兵部尚書・韓君集(かん・くんしゅう)に相談すると、彼は塗御史の死を予言。すると韓尚書の言葉通り、塗御史は黒装束の刺客に襲われて命を落としたのだった。偶然、その刺客と対峙した独孤牧雪(どっこ・ぼくせつ)は…。
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第12話
塗(と)御史は陛下に火急の知らせを届ける途中で暗殺されたのではないか。そう考えた沈依依(しん・いい)と楊子安(よう・しあん)は、塗御史が得た情報を探るため、彼の屋敷へ向かう。弔問客を装って邸内へ入り込み、書斎を調べようとする子安。そこで彼は、黒装束の人物がある物を持ち去る現場を目撃し…。
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第13話
大御(たいぎょ)国を代表し、東(とう)国遣御使団との名誉をかけた腕比べをすることとなった尚芸館五子の面々。それぞれに準備を重ねるうち、あっという間に開催の日はやってきた。第1戦目の種目は“舞芸”―しかし、大御国代表である唐九華(とう・きゅうか)は、激しい練習のせいで脚をケガしており…。
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第14話
第3戦“算術”の勝負を前に、李心遠(り・しんえん)に危機が迫る。第二皇子の活躍により己の座が脅かされるのではないかと恐れた皇太子が、刺客を放ったのだ。尚芸館に現れた黒装束の刺客。間一髪で心遠を救ったのは独孤牧雪(どっこ・ぼくせつ)だった。剣を交えた刹那、ある事に気づいた彼は不覚を取ってしまい…。
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第15話
東(とう)国に勝利した記念に、尚芸館で祝賀会を開きたい―唐九華(とう・きゅうか)の提案に一同は大賛成。沈依依(しん・いい)が取り仕切り、見事な料理の数々も完成して、祝賀会は始まった。しかし、独孤牧雪(どっこ・ぼくせつ)の姿が見当たらない。依依が彼の部屋に行ってみると、そこには4人に宛てた書き置きが…。
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第16話
尚芸館の義勇兵たちが軍営に到着した。しかし、毎日待機ばかりを命じられて訓練にも参加できず、彼らの不満が噴出する。覚悟のほどを示し、李(り)将軍に直談判する沈依依(しん・いい)たち。その熱意に打たれた李将軍は、脱落者を出さずに訓練を突破すれば、義勇兵たちを独立部隊として認めると約束し…。
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第17話
飛狐峪(ひこよく)で対峙することとなった大御(たいぎょ)軍と陀西(ださい)軍。尚芸館の義勇兵たちにとっては初めての戦だが、楊子安(よう・しあん)と沈依依(しん・いい)は事前に相手の出方を研究し、万全の策を練っていた。さらに、依依が発明した新兵器・火雷団子もある。やがて、決戦の幕が上がり…。
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第18話
「まさか…本当にあの方なのか?」―沈依依(しん・いい)が持つ司南佩を目にした韓(かん)尚書は心の内でつぶやいた。一方、そんな動揺など知る由もない依依は、永華殿へと急ぐのだった。やがて、戦勝を祝う宴が。そんななか依依は、蝶依(ちょうい)の出生の秘密を解く鍵となる司南佩を失くしていることに気づき…。
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第19話
突然降って湧いた、沈依依(しん・いい)と韓玉児(かん・ぎょくじ)の縁談。慌てた依依は韓尚書に断りの言葉を残し、そそくさと酒楼を後にするのだった。一方、塗(と)御史暗殺をはじめとする一連の事件の解明を願う楊子安(よう・しあん)は、宰相でもある父・文淵(ぶんえん)に、韓尚書への疑惑をぶつけるが…。
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第20話
書斎にある隠し部屋を出た楊文淵(よう・ぶんえん)は、迎えに来た見知らぬ男と共に、いずこかへと去っていった。偶然それらを目撃してしまった子安(しあん)の心に、言い知れぬ不安が湧き上がってゆく。父の書斎へと滑り込み、書棚の裏にしつらえられた隠し部屋に足を踏み入れた子安が、そこで発見した物とは…。
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第21話
父が偽金造りの黒幕ではないか―楊子安(よう・しあん)は、その疑念と苦悩を打ち明けた。それを聞いた沈依依(しん・いい)は、決めつけるのはまだ早いと励ましながらも、ある秘策を思いつくのだった。そんななか、唐九華(とう・きゅうか)が聞きつけてきた情報がきっかけとなり、事件は新たな展開を…。
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第22話
尚芸館の卒業試験が始まった。しかしそれは、生徒同士が相談することも、書物を参考にすることも許可するという風変わりなもの。しかも、配られた問題用紙は、何と白紙ではないか。頭を抱える同窓の仲間たちを尻目に、沈依依(しん・いい)たち尚芸館五子の面々は、思い思いに己が学んだ全てを書き記し…。
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第23話
韓(かん)尚書の暗躍により、謀反の計画は着々と進行しつつあった。尚芸館の卒業式が宮中で執り行われるその日、手薄になった警備の隙を突いて行動を起こそうというのだ。この企みを知り、尚芸館五子にすべてを明かした小柔(しょうじゅう)。運命の日は明日―彼らは陛下の命を守るために立ち上がり…。
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第24話 (最終話)
皇太子を首謀者に祭り上げ、韓(かん)尚書によって仕組まれた謀反は失敗に終わった。すべて水泡に帰したと悟った韓尚書は自ら命を絶ち、後宮を揺るがした大事件は幕を閉じたのだった。それから1年後、“凝香閣”改め“五味居”には、懐かしい顔ぶれがそろっていた。五味居の女将はもちろん…。[完結]
作品詳細
沈(しん)家の令嬢・蝶衣(ちょうい)が、婚礼を前に突然病死した。幼くして沈家に引き取られて以来、彼女とは姉妹のようにして育った依依(いい)は、恩返しのために、そして蝶衣が気にかけていた“あること”を調べるため、長安の唐(とう)家に替え玉として嫁ぐことを決めるのだった。しかし、花嫁を長安へと運ぶ一行は山賊に襲われ、依依はさらわれてしまう。ところが、この誘拐事件は、依依自身が仕組んだもので…。