彼はサイコメトラー―He is Psychometric―
たった3秒…触れれば分かる―
2019年 32話
字幕
- エピソード
- 作品詳細
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第1話
大規模な火災と殺人によるヨンソン団地事件から11年後、それに酷似したハンミン病院火災事件が起こる。担当刑事のウン・ジスは、残留思念を読み取るサイコメトリーの力を持つ高校生イ・アンに死体の透視を依頼する。アンはヨンソン団地事件で両親を亡くした被害者だったが、同じく被害者で、兄貴分としてアンの面倒をみる検事カン・ソンモも事件の真相究明に関わることになる。
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第2話
トイレで着替えていたところをのぞき見されたと誤解されたアンは、転校生のユン・ジェインに訴えられ留置場に入れられるも、jジスの助けで釈放される。だが留置場にいる間に学校の試験問題を盗んだカンニング犯だと決めつけられ、アンは退学処分を言い渡されてしまう。ジェインはいじめられていた記憶を思い出し過呼吸になる。そんなジェインの写真を手に持つ一人の受刑者がいた…。
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第3話
ジェインは、生徒たちを見下した態度を取る数学教師の試験問題に出題ミスを見つけ指摘するが、当の教師が間違っていないとうそぶくのを聞き、そういうご都合主義がアンに試験問題泥棒の濡れ衣を着せているのだと抗議、真犯人を見つけると宣言する。そんなジェインにアンは手助けを求め、2人は真犯人につながる証拠を探すため学校に忍び込む。アンはサイコメトリーを使って透視を試みるが…。
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第4話
ジェインに3年間仕送りをし、学校や家まで見つけてくれたジェインの後援者はソンモだった。次の数学の時間までに試験問題泥棒を見つけ出さないと退学になってしまうジェインは、クラスメイトのキム・ソヒョンからある秘密を聞く。そしてたどり着いた犯人は…。アンと学校に忍び込んだ際、アンが父親の囚人番号を口にしたことを不審に思ったジェインは、ソンモとアンの会話を偶然耳にし…。
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第5話
アンがサイコメトリーという特殊な能力を持つことを知ったジェインは、団地火災事件の真相を透視してもらうことを思いつくが、一方で望まない現実に直面するかもしれないと思い悩む。ソンモとジスは、アンが病院火災事件の被害者の遺体を透視して見た“指輪をはめた人物”の行方を追うも、事件後の消息がつかめずにいた。そして事件の目撃者キム・ガビョンに改めて事情を聞こうと試みるが…。
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第6話
数学教師がジェインに塩酸をかけようとしたことをきっかけに、アンはジェインのボディーガードをすることに。そんなアンに好意を抱き始めるジェインだったが、学校の壁に書かれた落書きによって父親が囚人であることが学校中にばれ、突然姿を消してしまう。一方、病院火災事件の目撃者が遺体となって発見されたことにより、犯人は団地火災事件と何かしらの関連があると考えたソンモは…。
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第7話
アンは警察官採用試験を受験し、サイコメトリーでカンニングしようとした現場を試験監督官に見つかる。聞き覚えのある声に顔を上げると、そこには消息が途絶え今や警察官になったジェインがいた。試験後、2人は会わなかった2年間のことを互いに伝え合う。その頃、ハンミン病院火災事件と13年前のヨンソン団地事件の幕引きに疑問を持ち続けるソンモは、その真相究明に執念を燃やしていた。
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第8話
事件も事故も起きないソフン地区の治安センターで勤務するジェインは、仕事に張り合いを持てずにいた。そんなある日、1人の女の子の迷子がきっかけでアンは透視を行い、サイコメトリーによって1人の女性の死体を川で発見する。ジスは以前起きた死体遺棄事件と共通点が多いことから、連続殺人事件の可能性を視野に捜査を進める。そんな時、ソンモとジェイン、アンの背後に黒い影が忍び寄る…。
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第9話
川で発見した死体遺棄事件を、サイコメトリーで解決するのだと息巻くアンを連れ戻しに来たソンモは、ジェインと再会する。そしてソンモはジェインに、聞いて欲しい頼みがあると話す。一方のジェインは、地域住民への対応に追われていた。ある日車をめぐるトラブルが起きるが、アンがサイコメトリーを使って解決する。嬉しいはずの2人だったが、この日は13年前に団地火災事件が起きた日で…。
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第10話
ジェインの同期が凶悪犯を逮捕し、巡査部長に特別昇任。強行犯係への昇任を目指すジェインは、町を巡回しながら凶悪犯を逮捕する機会を待つも、善良な市民を疑う自分にあきれる。そんなジェインは、ソンモからの頼みを聞き入れるか悩んでいた。そんな中、ソンモを尾行する怪しい人影に気づいたアン。正体を暴くべく猛スピードで後を追い詰め寄るが、ナイフで脇腹を刺されてしまい…。
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第11話
アンのサイコメトリー能力を伸ばす手助けをしてほしいというソンモの頼みを引き受けることにしたジェイン。それは、アンが唯一透視できないソンモの透視を可能にし、ジェインの父親がヨンソン団地事件の本当の犯人なのかを確かめる真相究明のためのミッションでもあった。そしてある日、ジェインとアンが訪れた図書館で本の盗難事件が起こり、アンがサイコメトリーを使って犯人逮捕を試みる。
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第12話
警察では”2人のカン・ヒスク”についての公開捜査が進められ、偽カン・ヒスクのモンタージュが完成する。そしてアンはジスの依頼で、4~5年前に亡くなったカン・ヒスクの遺体から殺した犯人を透視するも、途中で気を失ってしまう。そんな中ソンモとアンの家に、ソンモを尾行しアンをナイフで刺した男が忍び込む。ジェインは叔母から、父親が刑務所で首を吊ったとの連絡が入り…。
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第13話
叔母からの連絡を受けたジェインは、過呼吸になりながらもなんとか父親が運ばれた病院に到着する。そして一命を取り留めたものの弱音を吐く父親に、ジェインは必ず無実を証明すると告げる。アンはそんなジェインを見送り家に帰るが、オートロックの暗証番号を押す途中であの男が家の中に侵入したことを透視する。一方、ジェインの父親が団地火災事件の犯人であることを知ったジスは…。
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第14話
アンのサイコメトリーによってガビョンがヒスクを殺した犯人だったことが分かった警察は、ガビョンについての捜査を進める中で、京畿道を拠点とする人身売買組織の存在を突き止める。組織の本拠地が今も残っていると知ったジェインとアンは、本拠地と呼ばれる場所へ向かい様子をうかがうことに。だが出された飲み物を触ったアンは、組織の男が飲み物に薬を入れていたことを透視し…。
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第15話
ソンモの応援要請を受けた警察が人身売買組織の摘発に入り、構成員たちを逮捕する。現場にいたジェインとアンは密かに潜入していたことがバレぬよう屋上に隠れ、ジェインはその場でアンに自分を透視してもらう事を決心。そしてサイコメトリーによって2人はお互いに想い合っていることが分かり…。一方 自分たちを尾行する怪しい男の正体と、ガビョンを殺した犯人について知るソンモは…。
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第16話
ソンモの国語辞典からサイコメトリーに成功したアンは、幼い頃のソンモと母親の姿を見る。そして怪しい男の監視に気づいたソンモは周りの人々に危険が及ぶかもしれないと考え、ジスに捜査から身を引くよう話す。だが男の携帯にジェインの写真が収められていたことから、ソンモは男の狙いがジェインであることに気づく。そしてその頃、ジェインが勤務する治安センターにはその男が訪れていて…。
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第17話
ジスの父親が行った団地事件の捜査に間違いがあったと思うことが怖く、ジスは事件の真相を追うことに複雑な思いを抱く。ソンモの辞典の中の感情に関する言葉に線が引いてあったことから、アンはソンモが失感情症なのではと疑い…。ソンモが入手した防犯カメラの映像には、不審な人物が映っていた。ソンモはガビョンが最後に通話した人間を見つけ出し、ガビョンの最後の言葉を聞き出すが…。
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第18話
ジスは同僚のイ・スンヨン刑事に敵ではないはずのソンモの行動を監視するように頼む。アンとジェインは初デートに出かけ、オルゴールを手作りしてお互いにプレゼントしたのだが、アンがジェインにあげたオルゴールはジェインの幼い頃の思い出のオルゴールにそっくりで…。ジスは解剖医のホン・スヨンに、カンとパクを騙った女のモンタージュがソンモの母親にそっくりだと告げられ、困惑する。
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第19話
デートの帰りにジェインを送ったアンは、ジェインの父親が団地事件の犯人であることを透視してしまい、ショックのあまり父は無実だと訴えるジェインの手を振り払い逃げてしまう。父と母の命を奪った犯人を許せない気持ちと、ジェインを傷つけてしまった罪悪感の狭間で苦しむアン。ジスは団地事件の再捜査をする決心を固めるが、その頃ソンモは無期限の休職届を出し連絡がつかなくなっていて…。
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第20話
ジスはソンモを追ってキム・ソンヒと名乗る女の行方を探すが…。ヨンソン団地を訪れたアンだが、そこに偶然ジェインがやってくる。傷つき泣いているジェインを見て、アンはひどく胸を締め付けられる。ソンモが失踪した日の朝、ソンモはジェインのもとを訪れていて…。アンは、ソンモがアンの部屋に残した地図を発見し、ソンモが失踪したこととジェインに危険が迫っていることを知る。
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第21話
ジェインは、ソンモを監視していた謎の男に拉致され、気がつくと浴槽に両手足を縛られていた。男に見覚えがあったジェインだが…。アンはジェインを助けるためにサイコメトリーを使い血眼になってジェインの痕跡を探す。拉致事件を聞きつけた警察も検問をするなど必死に捜索する。ジスはソンモの母親カン・ウンジュがいた病院にたどり着き、ウンジュが自殺未遂で治療を受けたことを知り…。
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第22話
ソンモはこれ以上自分の周りの人間を傷つけさせまいと、謎の男に立ち向かうため動き出す。目覚めたジェインはアンとともにジスから正式に捜査協力の依頼を受ける。拉致事件をきっかけに父親が犯人でないことを確信したジェインは安堵し、ジスは父親に代わってジェインに謝罪する。ウンジュに異常な執着心をもつ男の正体を暴くため、ジェインたちはウンジュとソンモの過去を調べるが…。
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第23話
ジス、アン、ジェインの3人はウンジュの故郷の廃工場を訪れる。扉に触れたアンは、幼いソンモが飛び出していくのをサイコメトリーで透視する。その扉は地下室へと続き、奥には鉄格子の部屋があった。ホン博士からの連絡で、ウンジュとソンモが9年もの間監禁されていたことを知ったジスたちはショックを受ける。アンは鉄格子の部屋でサイコメトリーを使い、ソンモの壮絶な幼少期を見て…。
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第24話
ナム・デナム刑事に団地事件の捜査の裏側を聞かされたジスは父に怒りを覚えるが、父の行動は自分のための選択だったと知り…。ジェインはソンモが集めた資料を調べるためアンとソンモの家に行く。資料を見るジェインの横でうたた寝をしていたアンは、突然サイコメトリーのような夢を見る。男の首の傷跡から、セギ洞の幽霊駅にたどり着いたアンとジェインはそこで男の作った足かせを見つけ…。
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第25話
セギ洞の幽霊駅に現れたのはカン・グンテクでもソンモでもなく、ウンジュだった。ウンジュの落とした包丁からソンモとグンテクがカングク駅にいることを透視したアンは、ジスにカングク駅へ向かうよう連絡する。ソンモの暴走を止めようとしたジスは隙をつかれてグンテクに刺されてしまう。逃げたグンテクを捕まえたアンだが、グンテクに触れると信じ難いものがサイコメトリーで見えて…。
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第26話
グンテクの言葉を聞いてから、アンはソンモの思惑を探ろうとソンモの部屋を漁るが、ますます謎が深まるだけであった。アンは一連の事件を任されたナム刑事に自分の能力について告白するが信じてもらえず、ジェインがウンジュから事情聴取をすることになるのだが…。倒れそうになったウンジュを支えようと手を握ったアンは、グンテクが団地事件の真犯人を告げる場面を見てしまう。
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第27話
アンは、捜査のために苦しみながらもジスの最後の記憶を見る。セギ洞にあったカバンから監禁事件とキム殺害事件、ハンミン病院事件の証拠品が出てくるが、それらは全てソンモが持ち出したものだった。ウンジュの記憶を見てソンモを信じきれなくなったアンをジェインは励ます。ウンジュとソンモが会っていた法的効力のある証拠を掴むために、アンが目をつけたのはパスポートだった。
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第28話
ソンモが潜伏していたホテルで壁に貼られた地図を透視したアンは、地図につけられたマークからクヤン病院に向かい、ソンモとグンテクの痕跡を見るが、既に2人は姿を消していた。すると、失踪していたソンモが何食わぬ顔で突然警察署に現れ、事情聴取に応じると言う。しかし、アンがサイコメトリーで見たものは法的な証拠にならないため、ソンモの疑わしき行動の真相を暴くことができず…。
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第29話
ソンモとともに家に帰ったウンジュは、ソンモに話を聞きに来たジェインに、ジェインの父親に濡れ衣を着せてしまったことを謝罪する。アンはグンテクの拉致について一切口を割らないソンモに苛立ちながらも、ソンモを透視して見えた景色からグンテクの居場所を突き止めようと奔走する。一方、団地事件に絡んだYSS建設の不正の発覚を恐れる検察は、強引に捜査を終わらせようと動き出す。
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第30話
グンテクを捜索中のアンとジェインのもとに、ホン博士から検察がグンテクらしき人物の死体を発見したと連絡があり…。人身売買組織の裏帳簿を持ち出し再び行方をくらませたソンモは、検事総長に交渉を持ちかける。突然胸の痛みに襲われるアンだが、グンテクの居場所を突き止め現場に急行する。団地事件の真相を見ようとヨンソン団地でサイコメトリーを使ったアンは体に異変が起こり…。
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第31話
団地事件の真相は残酷なもので、アンはサイコメトリーのショックで倒れ、ジェインの必死の処置で意識を取り戻すと、ソンモの居場所に心当たりがあると言い走り出してしまう。真犯人の自白により捜査が急展開するも、団地事件の背景にある不正を一掃するには大きな権力が必要で、ジェインたちはある人物に協力を依頼する。ソンモは裏帳簿の在り処について、アンだけが理解できる伝え方をする。
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第32話 (最終話)
誰も殺していないと頑なに言い張るグンテクにきちんと罪を償わせるため、ジェインたちはウンジュに証言台に立ってほしいと頼む。ウンジュは自分を苦しめ続けた壮絶な過去と向き合い前に進むために証人となる決意をする。ソンモの公判から1年後、アンは警察官採用試験の勉強をしながら非公式でジェインら警察の捜査協力を続けていた。1人でソンモの面会に訪れたアンは胸の内を明かし…。
作品詳細
父と母の3人で暮らしていた団地の火災事件で1人生き残り、その事件をきっかけに触れた人や物の残留思念を読み取るサイコメトリーの能力を手にすることとなったイ・アン(ジニョン (GOT7))。それから月日が流れ、11年前の放火事件と類似した火災が発生する。アンの能力を知る刑事ウン・ジス(ダソム)が彼を捜査に参加させるが、能力はなかなか上手く発揮されなかった。同じく11年前の事件の被害者で当時アンを助けた検事カン・ソンモ(キム・グォン)は、アンが事件に手をつけることを強く拒否する。結局アンは単独で捜査を進める中、転校生のユン・ジェイン(シン・イェウン)にのぞき魔だと誤解されてしまい…。秘密を読み取ることができる少年と、人に知られたくない秘密を持つ少女が生み出す、切なくも甘い物語。