ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐‐前編‐
七王国全土に戦乱の嵐が吹き荒れる!
2013年 R15 10話
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予告編
- エピソード
- 作品詳細
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第1話 新たな時代
“ホワイト・ウォーカー”との新たなる闘いが幕を開ける。熾烈な戦闘のすえ、生き残った“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”たちは“壁”への帰還を決断し、南へ向かう。一方、ジョンは“壁の向こうの王”マンス・レイダーと対面を果たし、彼の信頼を得ることに成功する。キングズ・ランディングではティリオンが父親であるタイウィン公に戦功をあげた見返りを主張するが、タイウィン公の怒りを買ってしまう。サンサのもとに現れた“小指(リトルフィンガー)”は首都を離れる任務があればサンサを連れ出せるかもしれないと話す。一方、デナーリスは軍隊を築くため“奴隷商人湾”へ向かう。
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第2話 三つ目の鴉
“壁”への旅を続けるブランたち一行は途中、ジョジェンとミーラのリード姉弟に出会う。一方、慎重に旅を進めるジェイミーとブライエニーだったが、通りかかった農夫に姿を見られてしまう。キングズ・ランディングでサンサはマージェリーに若き王ジョフリーに対する本当の胸の内を話し、率直に語りすぎたことで慌てた様子を見せる。シェイはティリオンに会い、ある頼みごとをする。そんななか、ハレンホールから逃げ出しリヴァーラン城を目指すアリア、ジェンドリー、ホット・パイは“旗印なき兄弟団(ブラザーフッド)”たちに出くわす。
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第3話 処罰の道
ロブとキャトリンはリヴァーラン城の城主であったホスター・タリー公の葬儀に参列する。“壁”の向こうでは、ジョンはマンスの命により“最初の人々の拳(フィスト)”へ向かうことになる。キングズ・ランディングでティリオンは“王の手”であるタイウィン公から、蔵相に降格させられてしまう。そんななか、アリアは留まることを決めたホット・パイに別れを告げる。一方、デナーリスはドラゴンと引き換えに“穢れなき軍団(アンサリード)”を得る。旅の途中、ブライエニーとともに捕虜となったジェイミーは、敵にある取引を持ちかける。
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第4話 穢れなき軍団
捕虜となり手首を切り落とされたジェイミーは肉体的にも精神的にも極限の状態にあった。“壁”の向こうの最北の地で“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”たちは飢えに苦しめられ、クラスターへの不満を募らせる。キングズ・ランディングではヴァリスがティリオンに自分の復讐の形を見せつけていた。一方、目隠しをされたアリアは“逆徒(アウトロー)”の指導者の前に連れていかれ、対面を果たす。そんななか、デナーリスは1頭のドラゴンの鎖と引き換えに“穢れなき軍団(アンサリード)”の指揮官である証しのムチを手に入れる。
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第5話 炎の口づけ
アリアにとって宿敵の相手“ハウンド”が裁かれる時が来た。だが、逃がしてしまいアリアは苛立ちを隠せない。一方、“壁”の向こうの地でジョンは野人の信頼を得るため、“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”として立てた誓約を破ってしまう。ハレンホールに連れてこられた囚われのジェイミーはこれまで心の内に秘めてきたある真実をブライエニーに語って聞かせる。リヴァーランでロブは、率いる軍に軋轢(あつれき)が生じ、戦意が損なわれるという危機的状況に陥っていた。そんななか、国の財政を任されたティリオンは王の挙式にかかる費用に頭を抱え、ある人物に相談を持ちかける。
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第6話 登壁
アリアたちのもとに現れた女祭司メリサンドルはジェンドリーを連れ去ってゆく。一方、ロブはフレイ家との関係を修復して同盟を結ぼうと考えていた。ハレンホールでルース・ボルトン公は捕虜であるジェイミーを会食に招き、彼をキングズ・ランディングのタイウィン公のもとへ帰すと言いだす。キングズ・ランディングではタイウィン公がラニスター家の繁栄のために政略結婚をもくろみ、望まざる結婚を押しつけられたティリオンは、婚姻の相手であるサンサにそのことを告げに行く。ついに“壁”にたどり着いたジョン、イグリット、野人たちはとてつもない壁面をよじのぼってゆく。
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第7話 女剣士と熊
ユンカイとの決戦を控えたデナーリスは傭兵部隊の指揮官である“巨人の私生児(タイタンズ・バスタード)”と面会し、自分たちの軍に加わらないかと持ちかける。一方、ジェンドリーはメリサンドルに連れられてドラゴンストーン城に着く。そんななか、スタニスはドラゴンストーン城の地下牢にいるダヴォスにある誓いを立てさせ、彼を牢から解放する。キングズ・ランディングではティリオンとサンサの婚儀が執り行われ、祝宴のあと2人は床入りの夜を迎える。“壁”より北の地ではサムとジリがホワイト・ウォーカーによる襲撃を受ける。
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第8話 次子-セカンド・サンズ-
ユンカイとの決戦を控えたデナーリスは傭兵部隊の指揮官である“巨人の私生児(タイタンズ・バスタード)”と面会し、自分たちの軍に加わらないかと持ちかける。一方、ジェンドリーはメリサンドルに連れられてドラゴンストーン城に着く。そんななか、スタニスはドラゴンストーン城の地下牢にいるダヴォスにある誓いを立てさせ、彼を牢から解放する。キングズ・ランディングではティリオンとサンサの婚儀が執り行われ、祝宴のあと2人は床入りの夜を迎える。“壁”より北の地ではサムとジリがホワイト・ウォーカーによる襲撃を受ける。
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第9話 キャスタミアの雨
双子(ツインズ)城に到着したロブの一行は城主であるウォルダー・フレイ公に謁見する。ユンカイではデナーリスが傭兵部隊のダーリオらとともにユンカイ陥落の策を練っていた。一方、“壁”を越え、野人らと前進するジョンに彼の忠誠心のありかが問われるような試練が訪れる。そんななか、ブランたちの一行もまた“壁”の近くまで来ており、ブランは偶然にもジョンの姿を確認する。そして、ブランはある決意をもってリコンに別れを告げるのだった。双子(ツインズ)城では、エドミュアとフレイ公の娘の婚儀が執り行われるが、そのあとの祝宴で目を覆わんばかりの血の惨劇が繰り広げられる。
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第10話 (最終話) 次なる戦いへ
双子(ツインズ)城で、あまりにもおぞましい光景を目にした“ハウンド”はアリアを連れ、野営地を離れる。一方、ブランたちは“壁”の向こうの極北の地へと歩みを進めていた。そして、サムは“黒の城(カースル・ブラック)”に無事たどり着く。一方、ジョンはイグリットと切ない別れをする。キングズ・ランディングでは横暴なジョフリーに業を煮やしたタイウィン公が彼をたしなめるが、ジョフリーの心には届かない。そんななか、ついにジェイミーがキングズ・ランディングに帰還する。ユンカイでは奴隷たちを解放したデナーリスが“母”と崇められていた。
作品詳細
架空の大陸ウェスタロスでは、玉座をめぐる家々の覇権争いが続いていた。“ブラック・ウォーターの戦い”ではタイウィン・ラニスターの援軍により辛うじて王都を守ったラニスター家の勝利に終わった。実質的にキングズ・ランディングの守備を指揮したティリオン・ラニスターは、新たに“王の手”となり孫ジョフリーの裏で政権を操っていた。一方、“狭い海(ナロー・シー)”の向こう側では、急速に成長する3頭のドラゴンを連れたデナーリスが“鉄の玉座”を奪還すべく兵を調達し、エッソスを出帆する時をうかがう。ラニスター家打倒を図るスターク家の“北の王”ロブ・スタークはフレイ家の結婚約束を反故に結婚してしまった。これによりフレイ家とも対立することになり、戦争には勝ちながら自らの過ちにより戦局を不利にしてしまう。そして、ロブに悲惨な運命が待ち構えていた。王都キングズ・ランディングでは謀略の嵐が吹き荒れ、王となったジョフリーにも魔の手が忍び寄る。一方ホワイト・ウォーカーの動きが確認された“壁”の奥地ではマンス・レイダーが野人たちの巨大な軍団を率い、南へと力強い進軍を続けていた。また、ジョン・スノウが野人に囚われ、野人の王マンス・レイダーのもとに向かう。野人の侵入とホワイト・ウォーカーの攻撃という、北から迫りくる蜂起のうねりはウェスタロス全土の勢力図を塗り替えるほどの脅威となり権力の均衡を激震させていく。ジョージ・R・R・マーティンのベストセラー長編小説『氷と炎の歌』第3部「剣嵐の大地」の前半を映像化した第三章においても緊迫した人間関係、試される忠誠心、そして交錯する過酷な運命が描かれてゆく。ウェスタロス大陸を動かす者たちの熾烈な戦いは決して終わらない。さらに映画界の大御所、キアラン・ハインズ(『裏切りのサーカス』)や、ダイアナ・リグ (『ホスピタル』)など物語の展開を左右する重要な脇役が登場し、ストーリーに重厚感を持たせている。