全ラ飯
自分に正直に、恋も、人生も、生きる。
2023年
- エピソード
- 作品詳細
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第1話 クスクスな出会い
金融庁で働くエリートサラリーマン・一条颯太(近藤頌利)は見た目も仕事ぶりも“完璧”な男だった。しかし、彼には誰にも言えない「秘密の趣味」があった…。ある日、一条のもとに亡くなった祖母から手紙と祖母の家の鍵が同封されたタイムカプセル郵便が届く。ある日の残業明け、導かれるように祖母の家を訪れた一条は眠ってしまう。すると知らない男が入ってきてもみ合いに。その男は、生前の祖母に料理を教えていたという三木真尋(ゆうたろう)だった。
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第2話 言い訳のパクチー
亡き祖母の家で、”全裸飯“している姿を三木真尋(ゆうたろう)に見られてしまった一条颯太(近藤頌利)は、その日以来、仕事に身が入らずミスを連発。だがある日、勘違いだと思わせる方法を思いつき、二人で話すチャンスを作るため、真尋が営む三木青果店に野菜の配達を頼む。配達にやって来た真尋を家に招き入れると、一条は“全裸飯”はハプニングでやむをえなかったと説明し誤解を解くことに成功。しかし、その直後、料理を作る気がないのに野菜を頼んだことがバレてしまい、真尋を怒らせてしまう。
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第3話 タヒンな気持ち
亡き祖母・みづ知(ジュディ・オング)の代わりに、世界中の料理を作る“料理旅行”をやりとげようと決めた一条颯太(近藤頌利)は、三木真尋(ゆうたろう)に料理を教わることに。みづ知の家で、メキシコのスパイス「タヒン」を使った“ペスカード・フリート”作りに取り掛かる二人。一条は、真尋の慣れた手つきに思わず「綺麗だな…」と呟く。料理が完成し帰ろうとする真尋に、名残惜しくなった一条は思わず、真尋が参加する会合に自分も行きたいと切り出す。翌日、真尋が主宰する生産者さんとの情報交換会に参加してみると、そこに真尋の彼女らしき女性が現れて…。
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第4話 サテ、どうなる?三角関係
真尋(ゆうたろう)と料理を作ったことが楽しく、翌週末も会う約束をした一条颯太(近藤頌利)は、後輩の清水小町(片山友希)から休日出勤に付き合ってほしいと頼まれるが、先約があるからと断る。土曜日、一条と真尋はレシピノートの2品目・マレーシアの鍋料理“サテ・トゥルップ”を作りながら、自然と恋愛の話になり、一条は忙しくて恋人を作る気になれないと吐露する。手先が拙い一条に真尋がアドバイスしていたとき、一条が振り返ると思わずキスしそうな距離にいて…。ハプニングがありながらも料理は完成し、真尋が帰ろうとしたところに、突然小町が現れる。
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第5話 エマの数だけ幸せに
一条(近藤頌利)は、同僚から広報局長の銀婚式パーティの会場予約が出来ていなかったことを報告される。“ブータン料理”がマストだというが、他店も見当たらず困っていたとき、一条は祖母のレシピノートにブータン料理が載っていたことを思い出す。事情を知った真尋(ゆうたろう)は料理を作ることを快諾し、みづ知の家でパーティを開催することに。嬉しさのあまり真尋を抱きしめた一条だったが、思わず真尋を抱きしめた自分に驚き、なぜかドキドキしていることに慌てる。夜中までパーティの準備が続き、眠ってしまった真尋の寝顔を見るうち、湧き上がる初めての感情に戸惑い…
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第6話 思い出はバンクーのかたち
一条(近藤頌利)は、寝ている隙に真尋(ゆうたろう)からキスされたことを夢だと思い込んでいた。しかし、何度もそのシーンを思い出して変に意識しすぎてしまい、真尋に会うのが気まずくなっていた。週末、一条は祖母の家で高校生のときに使っていた弁当箱を見つける。しかし、当時、一条はその弁当箱をある同級生に渡したはずで、なぜここにあるのか不思議に思う。その後、料理を教えるためにやってきた真尋と初めて二人で食事をし、真尋が語る夢に共感した一条は思わず告白めいたことを言ってしまう。だが、あることがきっかけで和やかだった空気は一変してしまい…。
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第7話 スパイス香る夜
真尋(ゆうたろう)からキスされたことを告げられた一条(近藤頌利)は、それがどういう意味ととらえればよいのかわからず戸惑っていた。週末、ドキドキしながら三木青果店を訪れた一条は、店番をしていたリュウ(フィガロ・ツェン)が台湾出身だと知り、3人で鍋パーティーをしようと提案する。鍋を食べている合間に、リュウから好きな人はいるのかと問われた一条は、うまく答えられずにいた。酔った流れでみづ知の家に3人で寝ることになったその夜、眠れない一条がキッチンにいると真尋も起きてくる。二人きりの静かなひとときのあと、一条は真尋に「キスしてみないか」と言葉をかける…
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第8話 一人前のスキの味
鍋パーティーの翌朝、一条(近藤頌利)は三木青果店に野菜の配達を頼み、気まずいながらも真尋(ゆうたろう)と料理を始める。徐々に、いつもの和やかな雰囲気に戻るが、一条のある言葉が再び真尋を傷つけてしまい、二人の溝は大きくなっていく。店に戻り、店員のリュウ(フィガロ・ツェン)に辛い気持ちを打ち明ける真尋。一方、真尋ともう一度話すために三木青果店にやって来た一条は、リュウと真尋が抱き合っている姿を見てしまう。完全に拒絶されたショックから、職場でもいつになくヤケになる一条。するとそこへ小町(片山友希)がやって来て…
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第9話 ウスターソースじゃ隠せない、四角関係
一条(近藤頌利)に突き放すような発言をしたことを後悔していた真尋(ゆうたろう)は、一条が週末、料理をしに来ると知り喜ぶ。しかし、当日、小町(片山友希)が現れ、3人で料理をすることに。一条になかなか謝れずにいる真尋。だが、いよいよ二人きりになったとき、一条は…。その夜、青果店に現れた小町の思いも寄らない発言に動揺する真尋。週明け、職場で勅使河原室長(山中聡)から「一条と小町が交際している」という話が飛び出したことをきっかけに、ついに一条は小町の告白を受け入れる。
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第10話 焦がれてコリアンダー
週末、小町(片山友希)を連れて青果店を訪れた一条(近藤頌利)は、リュウ(フィガロ・ツェン)から真尋(ゆうたろう)の元カレだという亘佑(植村颯太)を紹介される。一条は、真尋とリュウの関係は自分の勘違いだったと気づくが、元カレが来てくれて真尋が幸せそうだと言うリュウに、返す言葉もなかった。今回の料理旅行は、一条・小町・真尋・亘佑の4人ですることに。いつものように真尋の主導で料理を始めるが、亘佑と真尋の仲良さげな様子を目の当たりにした一条は、対抗するように小町との仲の良さをアピールする。真尋と亘佑が去り、一条と二人になった小町は、一条へ激しい言葉をぶつけ…。
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第11話 ヤンニョムなふたり
真尋(ゆうたろう)から告白され、同時にその気持ちがもはや過去のものでしかないことを知らされた一条(近藤頌利)は、ショックを受け激しい後悔にさいなまれる。真尋への思いをようやく自覚する一条。翌日、諦められず、やはり思いを伝えようと三木青果店を訪れた一条は、真尋が元カレの亘佑(植村颯太)と共に東京に行くとリュウ(フィガロ・ツェン)から伝えられ、急いで駅へと向かう。駅へ着いた一条はついに真尋に告白する。思いが通じ合った一条と真尋。だが、一条にとある連絡が入ったことで、二人の関係に暗雲が立ち込める。
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第12話 (最終話) 部屋とワイシャツと生胡椒
つきあい始めた一条(近藤頌利)と真尋(ゆうたろう)だったが、一条が突然、仕事の都合で海外に行くことに。「すぐ戻ってくる」と言っていたはずが、連絡が取れず、メールも既読にならぬまま、いつ帰ってくるかもわからない日が続いていた。そんな矢先、料理旅行の最後のメニューに使う生胡椒が届く。一条がかつて海外で仕事がしたいと言っていたことを思い出し、真尋は一条の夢を応援しようと別れを決意する。数日後、帰国した一条からと呼び出される真尋。二人は何度も料理をしてきた、一条の祖母・みづ知(ジュディ・オング)の家に集まる。いつになく緊張した面持ちの一条。そのとき、思わぬ来客がやってきて…。
作品詳細
エリートサラリーマンの秘密のストレス解消法は、全てを脱ぎ捨て裸でゴハンを食べること(!)。しかしある日、一人の青年に秘密の瞬間を目撃されてしまう!?亡き祖母が遺したレシピノートをきっかけに料理の手ほどきを受けるうち、仕事に追われ忘れかけていた“大切なもの”を取り戻していく。そして気づけば一緒にいる時間が心地よくて…これってまさか恋!?不器用な二人の癒し系“ムズきゅん”ラブコメディ!