330ポイント~
ペトラ・フォン・カントの苦い涙
女性同士の愛を描いたメロドラマの傑作!
1972年 124分
字幕
本編プレビュー映像
作品詳細
ドイツの鬼才ファスビンダー監督が巧妙で緻密な作劇とカメラワークを駆使し、愛の孤独と絶望の中で葛藤する女性たちを描いた傑作。メロドラマへの新境地を開き、自身で書き上げた戯曲を映画化した。シーンは終始主人公ペトラのアパルトマンの一室で展開される。その演劇的空間と映画的な構図、多彩な衣装や絵画による色彩効果、印象的な音楽の挿入など、濃密な空気感は秀逸。ファスビンダー監督が初めて同性愛を描いた作品で、物語には彼自身の人間関係が反映されているとも言われている。ファッションデザイナーのペトラは、二度目の結婚に失敗して落ち込んでいた。助手のマレーネをしもべのように扱いながら、アトリエ兼アパルトマンの部屋で暮らしている。そこに、友人が若く美しい女性カーリンを連れてやってくる。彼女に惹かれて同棲をはじめるが...。
キャスト
マルギット・カルステンセン ハンナ・シグラ イルム・ヘルマンスタッフ
[監督・脚本・原作]ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(C)Rainer Werner Fassbinder Foundation