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百妖譜2
百妖譜2
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百妖譜2

中国の妖怪小説「山海経」原作。美しい作風で涙する感動の物語。

2021年 12話

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  • エピソード
  • 作品詳細
  • 第1話 応声(上)

    道に迷った一行が腹を空かせて立ち尽くしていると、突然空から落ちてきた鳥が桃夭(とうよう)の頭を直撃する。近くで狩りをしていた賀山(が・さん)が慌ててやってきて、獲物をぶつけてしまったお詫びにと町で食事をご馳走してくれることに。町への道中、川で人が流されていると騒ぎが起こっていた。助けられた女は、かつて貧しい賀山に施しをしてくれた恩人だった。「私のような役立たずは死んだ方がいい」と嘆く彼女の腹の中から、何やら奇妙な声が聞こえてきて…。

  • 第2話 応声(下)

    古井戸の近くで見つけた粥屋で、老婆が作る粥をほおばっていた磨牙(まが)と柳(りゅう)公子。その様子は段々とおかしくなっていき、桃夭にも粥を食べるよう要求し始める。桃夭は手相を見ると言って老婆を隣に座らせると、「あなたは死んでるはず」と言い放ち鈴を鳴らす。はじめは否定していた老婆は次第にもがき苦しみ、恐ろしい化物の姿へと変わっていく。そして桃夭がもう一度鈴を鳴らすと、化物の姿は朽ち果て、その亡骸から「応声(おうせい)」という虫が現れる。

  • 第3話 化蛇(上)

    長い間続いている大雨や洪水の影響で、鹿門(ろくもん)寺は浸水の危機に見舞われていた。空明真人(くうめいしんじん)は水を操る妖怪が原因だとし、僧侶たちを連れて八角井戸へと向かう。井戸の中には、なんと人間よりもずっと巨大な白蛇が棲みついていた…。一方、桃夭たちは鹿門山へ向かう道中にいた。山で妖怪騒ぎがあったと聞いた桃夭は磨牙と柳公子を引き連れ、脚の無い僧侶に会いに行く。僧侶は何やら意味深な様子で、あの妖怪を救ってほしいと頼むのであった…。

  • 第4話 化蛇(中)

    張二狗(ちょうじこう)、それは空明真人の若かりし頃の名前であった。大道芸人をしていた張二狗は、身分の低さ故に酷い扱いを受けていた。町で芸を披露していたある日、町民から理不尽に暴力を振るわれ大怪我を負った上に、大切な相棒の阿黄(あこう)を殺されてしまう。瀕死の状態で雨に打たれていると、一匹の白蛇が現れ、張二狗の怪我をみるみるうちに治していった。恩を感じた張二狗は、白蛇を小白(しょうはく)と名付け、唯一の家族として共に旅に出ることを決意する。

  • 第5話 化蛇(下)

    小白の霊力のおかげで名声を勝ち取ることが出来た空明真人。寺の僧侶から崇拝され、理想の生活を送っていた。ある時、町に伝染病が広がり、彼は小白が自傷することで得られる万能薬、“丹薬”を配れば、自らの尊厳を保てると考えた。何度も丹薬を出すよう要求し、その度に自傷する小白。徐々に霊力と精神の繋がりが弱まっていくと、小白が思い通りに動かなくなっていき…。崇拝を失う恐怖で次第に心を病んでいった空明真人は、ある行動に出る。

  • 第6話 化蛇(尾)

    小白の身代わりとなって死んだのは、脚の無い僧侶、覚悔(かくかい)であった。彼の真の姿は“化蛇(かだ)”という蛇の妖怪だった。小白が井戸の中にある化蛇の妖気につられてやってきたことで、二つの妖気が合わさり、鹿門山に水害が起こっていたという。覚悔は桃夭に、妖怪退治の日に自身を殺すよう頼み、過去を語り始めた。まだ化蛇の姿だった時代、人間に殺されそうになったところを助けられた日から、彼は生き残るための強さを求める人生を送っていた…。

  • 第7話 病魔

    突然現れた黒装束の集団に捕まってしまった磨牙とグングン。真珠二つとの交換条件を出された桃夭は、なんとあっさり承諾してしまう。真珠を受け取り喜んでいる様子を見た柳公子は怒り、助けに行くよう説得して二人は天水鎮(てんすいちん)へと向かった。活気に溢れている市(いち)では様々な香料や食べ物の香りがするが、どこからか怪しい匂いも漂っている。桃夭はある飯店に運ばれていく病気の子を見て何かを察し、腹ごしらえにとその店に入ることにする。

  • 第8話 媼姫(上)

    桃夭の勘は当たっていた。店の裏では病人の人身売買が行われ、買われた人たちは温家に行くというのだ。磨牙たちもそこへ連れていかれたのだった。桃夭と柳公子は、運ばれていく病人たちとともに温家に忍び込むことに。ただならぬ香りと強い霊気で溢れているその場所には、美しい夫人が住んでいた。運ばれてきた病人を眺めては死亡日を断定し選別していくその夫人は、死者を食らって生きる、媼姫(おうき)と呼ばれる妖怪だったのだ…。

  • 第9話 媼姫(中)

    婚礼服を着させられ、部屋に閉じ込められていた磨牙と温家の娘、山海(さんかい)。二人は協力して部屋からの脱出に成功する。外へ出ると、そこは天水鎮の市のような場所だった。山海は記憶を辿って、かつての想い人、若麟(じゃく・りん)と過ごした学問所へと向かう。過去に駆け落ちしようとするも叶わず、彼との将来を諦めてしまったことを深く後悔していた山海は、若麟が今も学問所にいると信じていた。怪物に怯えながらも、磨牙は彼女とともに若麟を捜そうとするが…。

  • 第10話 媼姫(下)

    磨牙と山海は、繋がれた世界の中でお互いの過去を語り合っていた。穏やかな空間が広がっていたのも束の間、山海が苦しみ始めると途端に暗雲が立ち込め、恐ろしい怪物が現れたのだ。怪物は市を破壊し、二人に襲い掛かる。山海の負の感情が増していくほど、怪物も強くなっていった。磨牙は彼女を助けようと試みるが、ついに捕まってしまう。縛られて動けない身体、負の感情に飲み込まれ目覚めることのない山海、もうダメだと思ったその時…。

  • 第11話 照海(上)

    媼姫は、無縁墓地で平和に暮らしていた。しかしある日、その地で一番と名高い妖怪退治の術師、驚蟄(きょうちゅう)がやってくる。媼姫は術師を恐れて逃げようとするが、草むらに隠れていたところを見つかってしまう。必死に命乞いをする彼女に、驚蟄は優しく、酒は飲めるかと尋ねるのだった。しゃべらない鏡の首飾りだけが友だという驚蟄。それから二人は、互いの唯一の飲み友達として10年の歳月を共にし、やがて想いを寄せあうようになる。

  • 第12話 (最終話) 照海(下)

    ある日突然家族を残して出家してしまった驚蟄。彼は重い病に侵され、死期を悟って身を隠していた。媼姫と愛娘を死によって悲しませるより、憎しみをもって強く生きてほしいと願い、鏡の首飾りである照海(しょうかい)に、二人を見守るようまじないをかける。そして驚蟄は自らの身を焼き、持てる霊力の全てを香料に変えたのだった。まじないによって顔の無い人間の姿となった照海は、面を被り、主人が遺した香料とともに媼姫と山海の元へ向かった…。

作品詳細

百妖譜を探す旅の途中、桃夭たちは道に迷って行き場をなくしてしまう。そんな時、狩人の獲物が落ちてきたことをきっかけに、また新たな妖怪たちとの出会いが始まるのだった。人の身体に入り込み、心まで蝕んでいく妖怪、“応声”。その正体を探るため、一行は古井戸へと向かう。すると、一人の老婆が営む怪しい粥屋があった。老婆は三人に粥を勧めるが、手を付けずに様子を伺っていた桃夭が鈴を鳴らすと、その身体は恐ろしい化物に変わり…。なぜ彼女は、人を呪う化物になってしまったのか?そこには、誰も知らない悲しい過去が隠されていた。本当に邪悪なのは妖怪か、人間か…。彼らの魂を救う桃夭たちの旅が、再び始まる。

キャスト

チャオ・シアオシュアン チャン・ロンシャン ツァオ・ユントゥー

スタッフ

[監督]ドン・イー[脚本]チュンリーヨウリン
(C)bilibili

シリーズ作品

  • 百妖譜