シェパード警部 ブロークンウッドの事件簿
ブロークンウッドは一見のどかで平和な小さな町。しかしその裏には、埋もれた秘密、裏切り、敵意、そして殺人が隠されていた・・・。
2014年 12話
字幕
- エピソード
- 作品詳細
-
第1話 しし座流星群の夜
ブロークンウッドという小さな町の川で遺体が発見され、犯罪捜査部の刑事、マイク・シェパードが派遣されてくる。被害者のネイトは10年前の未解決事件であるひき逃げ事故で妻を亡くしており、時を経て2つの事件の関係性が浮かび上がってくる。地元の刑事クリスティンは、単独で行動し雑用を押しつけてくるマイクの協調性のなさに不満を覚えるが、捜査が進むにつれて2人は互いに認め合い、しだいに打ち解けていく。
-
第2話 ワインに染まった遺体
毎年恒例のワイン品評会をめぐり殺人事件が発生。品評会で審査員長を務めたワイン評論家のポールの遺体が、あるワイン醸造所の発酵槽内で発見された。真っ先に疑われたのは、醸造所で働く敏腕醸造家のアマンダ。品評会の結果に納得がいかないアマンダは審査ミスを疑い、事件のあった夜にポールを醸造所に呼び出して激しく口論していた。刑事のマイクは、ワインと密接に絡み合う殺人事件の謎を解き明かしていく。
-
第3話 ゴルフ場殺人事件
とある農業地帯のゴルフ場で殺人事件が起きた。被害者は地元の大地主で、ゴルフ場の委員会メンバーであるアリソン・ストーン。発見者は同じく委員会メンバーのニール、ダグ、ウォルター、ロジャーの4人だ。刑事のマイクはこの4人に疑いの目を向けるが、被害者は地元でも有名な嫌われ者。彼女を恨み、死を願う者は数えきれないほどいた。アリソンとゴルフにまつわる愛憎劇を紐解きながら、マイクは殺人事件の真相に迫っていく。
-
第4話 疑惑の銃弾
峡谷で友人2人と鹿狩りをしていた青年が、ライフルで頭を撃ち抜かれる事件が発生。一見すると、友人どちらかの流れ弾による不幸な死亡事故に思えたが、不思議なことに、被害者は自分の銃から発射された弾で命を落としていた。しかし、自殺や銃の暴発と考えるには説明のつかない点が多い。さらには過去の因縁も浮上してきて…。事故か、自殺か、それとも他殺か。難解な事件にマイクとクリスティン、ブリーンが挑む。
-
第5話 孤高のラグビーコーチ
ブリーンが所属するラグビーチームのコーチ、アーニーが裸でゴールポストに縛り付けられたまま遺体となって発見された。彼は窒息死しており、喉に女性の下着が詰め込まれていた。マイクは下着の“G・G”という刺繍を頼りに関係者を洗うが、該当する女性が見当たらず一向に手がかりがつかめない。更にアーニーと同時刻に殺害された若い女性の遺体も発見される。2つの殺人事件には何のつながりもないように見えたが…。
-
第6話 死の舞台
アマチュア劇団の“ハムレット”の公演中、役者の1人が舞台に倒れ死亡した。喘息の発作が疑われたが、遺体の口元に独特のにおいを感じたマイクは、毒殺だと気づく。やがて小道具の血糊から毒が発見され、小道具担当のグレイに疑いがかかるが、確証は得られない。犯人は劇団員の可能性が高いにもかかわらず、演出担当兼俳優のレイフは、公演を続けることを決定。そしてリハーサル中に、更なる事件が起きる…。
-
第7話 悪魔の手
浜辺にエビ漁のカゴが打ち上がり、その中に切断された人間の手が入っていた。発見者のジャレッドは、エビ漁を行うキーリー家のデスも過去にボート事故で死んだことから、悪魔の仕業だと語る。そして手のない遺体がムール貝の養殖場で発見され、殺されたのは漁業局の監査官ブライス・フェイヒーと判明する。ブライスは厳しい取り締まりから漁師たち全員から恨みを買っていたが、漁業を巡る争いに巻き込まれたのだろうか?それとも…。
-
第8話 “優しさで殺して”
アメリカ進出を目前に、人気カントリーバンドのボーカル、ホリー・コリンズが不審死を遂げた。死因はバスタブでの感電死。バスルームの鏡には、口紅で書かれたメッセージが残されていた。ホリーの大ファンだったマイクは、失意の中で捜査に取りかかる。しかし、自由奔放なミュージシャンたちを相手に、ブロークンウッド署の面々は大苦戦。熱狂的なホリーファンの力を借り、愛憎渦巻くカントリーバンドの闇とゴシップを暴く。
-
第9話 偽りのロケ地ツアー
パブを経営するレイと妻デビーは、映画の撮影地巡りのツアーを催行し人気を集めていた。だがある日、デビーが森で死んでいるのが見つかり、遺体から大量のクモ毒が検出され、殺人と断定される。疑いの目が向いたのは夫のレイ、唯一クモの毒を所持するクモ学者チャンドラ、そしてデビーの身勝手な行動で不利益を被ったツアー業者のランスやニコル。捜査が進みツアーの内容が明らかになると、犯人と意外な動機が浮かび上がる…
-
第10話 消えた遺体
詩人デクラン・オグラディの葬儀が幕を閉じ、棺を乗せた霊柩車が走り出した。と、その時、車の扉が開いて棺が落下。中から飛び出したのはオグラディではなく、胸に刺し傷のあるアジア系女性の遺体だった。ブリーンが身元の特定に奔走する一方、マイクとクリスティンは消えたデクランの遺体を追跡。手がかりは、遺体を搬入した葬儀業者のビューグルと、葬儀の参列者たちだ。欺瞞と策略に満ちた2人の死の真相とは…?
-
第11話 車マニアの闇
クラシックカーが一堂に会するイベントで町中が沸き立つ中、自動車整備工場で身元不明の遺体が見つかる。翌日、その工場の経営者チャーリーが、愛車のそばでガソリンの管を口にくわえて死んでいた。この2つの事件に関連性があるのか、マイクたちは事故と事件の両面から捜査する。捜査が進んでいくと、順風満帆に見えたチャーリーはギャンブル依存症で、実は多額の借金を抱えていたという、彼の闇の一面が明らかになる。
-
第12話 (最終話) 真夏のサンタクロース
町でクリスマスパレードが行われた日の夜、サンタ服を着た町長の遺体が自宅で発見された。発見者は一人娘のヘイリーだ。町長は首を刺されており、現場にはシャンパンと食べかけのパイ、煙のにおいが残されていた。来たる町長選挙をめぐる犯行を疑い、マイクたちは対立候補者の身辺を洗っていくが、第一容疑者として浮上してきたのは何とジャレッドだった。しかし、ジャレッドも町で倒れた状態で見つかり…。
作品詳細
マイク・シェパードは古い車とカントリーミュージックを愛し、不特定多数??の元妻を持ち、奇妙な操作ポリシーをもつ変わり者の刑事。そんなシェパードは、地元警察の刑事クリスティンと共に、不可解な殺人事件に挑んでいく。2014年にスタートして以来、現在も世界中のアワードを賑わせている話題作!