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あの子の子ども
あの子の子ども
220ポイント~

あの子の子ども

今、すごく生きている。16歳。妊娠。

毎週金曜日0:00より最新話見逃し配信中!

2024年

  • エピソード
  • 作品詳細
  • 第1話 高校生の妊娠をめぐる物語

    川上福(桜田ひより)はごく平凡な高校生。親友の矢沢望(茅島みずき)や飯田智宏(河野純喜)と楽しい学校生活を送りながら、月島宝(細田佳央太)と中学の頃から付き合っている。宝は、女手一つで育ててくれた母・直実(美村里江)を大事にする真面目で心優しい青年。福のことも心から大切に思っていて、福の母・晴美(石田ひかり)からの信頼も厚い。高校1年生の夏休み前日、福は晴美に、宝と花火大会に行くため帰りが遅くなると告げる。宝くんとなら…と安心する晴美に対する後ろめたさを感じながら福が宝と向かったのは、直実が不在にしている宝の家。2人は以前から、この日に初めての性行為をしようと決めていたのだ。その日以来、幾度となく体を重ねてきた2人だったが、高校2年生の春、宝が事後に避妊具が破れていることに気づいて…。

  • 第2話 私達に特別なことなんて起こらない

    妊娠したかもしれない恐怖と後ろめたさからクリニックを飛び出し、受診することができなかった福(桜田ひより)。しかし、宝(細田佳央太)は決勝へ勝ち進んだため、本当のことを伝えて不安をあおるわけにもいかない。一方、宝は避妊に失敗したうえ、福を1人で病院へ行かせた罪悪感を拭い去ることができず、試合中も無事に受診できたかどうか気になっていた。しかし、それを確かめる勇気はなく、福が予定どおり翌日から旅行に出かけると知り安堵する。日常が戻り何事もなかったように生活を送るが、福は病院に行けなかったことを宝に言わずじまいだったため、頭の中は不安で埋めつくされる。すると、そんな福の様子にいち早く気づいた人物がいて…。

  • 第3話 2人で思い描く未来

    ゴールデンウィークから約2週間後、福(桜田ひより)に生理がきたことで2人は胸をなでおろす。福の異変に気づき心配していた矢沢(茅島みずき)は、晴れやかな表情で登校してきた福に思わず笑みをこぼす。福はそんな親友にだけ、この2週間で起きたことを打ち明ける。そんななか、授業でライフプランを立てる課題を出された福。ただ漠然と宝と一緒にいる未来を思い描き、この先のことを宝と一緒に決めていきたいという福に宝は…。しばらくして、学校で吐き気を覚えた福は保健室を訪れる。前回の生理が3日で終わったことを話すと、保健室の足立先生(菊池亜希子)から婦人科の受診を勧められる。そこで初めて、生理以外でも出血するケースがあることを知った福は、すぐさまスマホで検索。すると、ある記述が目に留まり、思わず息を飲んで…。

  • 第4話 半分こできない現実

    自宅から遠く離れたファミレスで妊娠検査薬を使った福(桜田ひより)は、その結果にがく然とする。宝(細田佳央太)に相談しようとスマホを取り出すが、そこには宝の県大会突破を祝福する言葉が並んでいて、今すぐ伝えるべきか迷う。そこへ、宝から『話したいことがある』とメッセージが届いて…。夕方、宝を公園で待っていた福はまだ自分の身に起きたことが信じられず、激しい自己嫌悪に陥っていた。やって来た宝は、言葉をしぼり出すように「しばらく、やめたい…」と切り出す。避妊に失敗したあの日以来、もしも妊娠していたら傷つくのは圧倒的に福だと気づき、性行為は責任のとれる大人になるまで控えたいという。それを聞いた福は、宝が自分と同じ苦しみを抱えてくれていたことを嬉しく思うが、一方で抱えていた不安が溢れて…。

  • 第5話 エコー映像に映る心臓

    宝(細田佳央太)の手を振り払って帰宅した福(桜田ひより)は、翌日、学校へ行くふりをして、以前にアフターピルを処方してもらおうと訪れたクリニックへ1人で向かう。診察を待つ間、福は待合室にいる妊婦や小さな子どもを見て罪悪感にかられる。診察を前に緊張する福だったが、医師の野田由紀(板谷由夏)は、そんな福の胸中をおもんばかってか、淡々とした口調で福を診察台へ。野田の口から妊娠していることを告げられた福は、思わず息をのみ、その脳裏には宝や晴美(石田ひかり)の顔が思い浮かぶ。エコーの映像を見た福は、画面の中で小さく、それでもしっかりと動いている心臓を目にして…。その頃、前日から連絡がとれない福を探していた宝。かばんには、宝の覚悟と思いがつまった1冊のノートが入っていてー。

  • 第6話 親に妊娠を告げる時

    宝(細田佳央太)のノートには、中絶手術のリミットなど福(桜田ひより)が野田先生(板谷由夏)から聞いたことが事細かに記されており、出産も選択肢に入れていることに驚く福。福の不安を一つずつつぶそうととあらゆる可能性を考えてくれた宝に、福はエコー写真を見せる。福は妊娠をなかったことにするのではなく、宝と一緒に考えて結論を出そうと決める。しかし、未成年である以上、親に黙っているわけにはいかない。2人はその夜、親に妊娠を告げることを約束する。その頃、学校では福の体調を気にしていた養護教諭の足立(菊池亜希子)が、担任の沖田(橋本淳)から、今日の欠席は親の了承を得ていないズル休みだと聞き、すぐに保護者に確認するよう沖田を急かす。すると、福が家に帰ると血相を変えた晴美(石田ひかり)が飛び出してきて…。

  • 第7話 妊娠を知った時、2人の母は…

    「妊娠、した」-福(桜田ひより)の言葉を聞いた晴美(石田ひかり)は、思いも寄らない告白に衝撃を受けるが、すぐに笑顔をつくり、泣きながら謝る福にやさしく声をかける。一方の月島家では、福の妊娠を知った直実(美村里江)が血相を変え、川上家へ謝罪に行こうとしていた。宝(細田佳央太)はなんとか話を聞いてもらおうとするが、直実は耳を貸さずタクシーに乗り込む。当事者である自分たちが蚊帳の外に置かれ、大人によって結論が出されてしまえば、2人で考えて、選んで決めようという福との約束を破ることになる。宝は、調べたことをまとめたノートを手に、福の家に向かって走り出す。川上家を訪れた直実は、福と晴美に深く頭を下げてお詫びをし、バッグからあるものを取り出す。そこに宝も現れ、4人は初めて話し合いをするが…。

  • 第8話 家族に広がる戸惑い…父が帰国

    一刻も早く中絶すべきだという直実(美村里江)、考える時間がほしい福(桜田ひより)と宝(細田佳央太)、2人に寄り添う晴美(石田ひかり)による話し合いは平行線をたどり、日を改めることに。その晩、晴美は海外赴任中の福の父・慶(野間口徹)に、覚悟を決めて電話をかける。翌日、慶が福を妊娠させた相手の連絡先を教えるよう、福の兄・幸(野村康太)に電話をしてきたことを聞いた晴美は、夫の怒りが宝に向くことを危惧する。放課後、福に見知らぬ番号から電話がかかってくる。相手は直実だった。ひとり月島家を訪れた福は、直実からあることをお願いされる。それは、息子の夢を守りたいという母の切なる願いであると同時に、福の未来をも案じてのことだった。そして直実は、宝も知らない自らの過去を福に打ち明けて…。

  • 第9話 父が緊急帰国!波乱の家族会議

    直実(美村里江)の気持ちを知り、その言葉を胸に刻んだ福(桜田ひより)の中にこれまでにはなかったある思いが芽生える。翌日、晴美(石田ひかり)から福の妊娠を聞いた慶(野間口徹)が、居ても立ってもいられず帰国する。放課後、福が帰宅するとそこには慶だけでなく、晴美から連絡を受けた直実と宝(細田佳央太)の姿も。慶は2人を叱るでもなく、やさしく福に今の気持ちを問いかける。すると、宝と福は覚悟を決め、「産みたい」と答える。その答えに息を飲む2人の母とは対照的に、慶の反応は予想外のもので、終始冷静な慶に戸惑いを隠せない福と晴美。ところが、慶は2人が高校生であることを理由にとんでもないことを言い出す。その考えは、そこにいる全員に衝撃を与え、やがて晴美との夫婦関係をも脅かすことに…。

  • 第10話 学校に妊娠を告げる時

    宝(細田佳央太)は直実(美村里江)に、駅伝出場は自分の夢ではないと本音をこぼし、その場から立ち去る。そこへ、宝の様子がおかしいことに気づいた隼人(前田旺志郎)から電話があり、隼人の家を訪れる。隼人から愛情を注いで自分を育ててくれた両親との話を聞くが、そこには宝も知らない事実があった。そのころ福(桜田ひより)は、慶(野間口徹)に自分の気持ちを伝えるが慶は福の顔を見ようともしない。父とは対照的に、離婚を切り出してまで自分たちを信じてくれる晴美(石田ひかり)にその理由を尋ねる。母の過去と真意を知った福は…学校では、合唱祭で歌う曲が決まる。その曲は福と矢沢(茅島みずき)にとって思い出の曲で、合唱祭への参加を拒んでいた矢沢は参加を前向きに考え始める。福も妊娠したことを矢沢に伝えようとするが…

作品詳細

高校2年生の福と、幼なじみの恋人・宝。2人は親も公認の関係で穏やかな青春時代を過ごしていた。やがて恋人として愛し合い、結ばれる。しかし、ある日、避妊に失敗してしまい…福の妊娠が発覚する。16歳、高校生。まだ大人じゃない。まだ親じゃない。そう考えていた“子どものあの子たち”が、予想外の現実を前に、必死に考え、動き、戦って選ぶ未来とは―?

スタッフ

[原作]蒼井まもる[脚本]蛭田直美[音楽]haruka nakamura[主題歌]THE BEAT GARDEN[オープニング曲]りりあ。[プロデューサー]岡光寛子/伊藤茜[監督]アベラヒデノブ/山浦未陽/松浦健志[制作協力]メディアプルポ[制作著作]カンテレ
(C)蒼井まもる/講談社/カンテレ