少年歌行~Beginning of the Legend~
一緒に行きたい場所がある――
2022年
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第1話 姿を消した皇子
北離(ほくり)王朝は明徳(めいとく)帝の時代を迎え、強大な国力を誇っているる。第六皇子・蕭楚河(しょうそか)は優秀で、皇位継承の筆頭候補と見られていた。だが明徳帝の弟・琅ヤ(ろうや)王が謀反の罪に問われると、蕭楚河は叔父をかばって父の怒りを買い、都から追放されてしまう。蕭楚河が消息不明となり4年が経った明徳20年、寒水(かんすい)寺から黄金の棺が運び出される。
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第2話 黄金の棺を奪え
雪月(せつげつ)城の唐蓮(とうれん)を追い賭場へやってきた蕭瑟(しょうしつ)と雷無桀(らいむけつ)の前に、剣客・白髪仙(はくはつせん)が現れる。棺の中身を知り、自分たちのものだと主張する白髪仙に、蕭瑟は賭けを持ちかける。白髪仙は自信満々に応じるが、蕭瑟の見事な技に敗れてしまう。蕭瑟が白髪仙を魔教・天外天(てんがいてん)の者だと言い当てると、様子をうかがっていた無双(むそう)城の盧玉タク(ろぎょくたく)が姿を現す。
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第3話 人質 目覚める
目を覚ました無心(むしん)は、蕭瑟と雷無桀を連れ去る。蕭瑟の師匠である百暁堂の姫茗風(きじゃくふう)は知らせを受けて蕭瑟の元へと向かう。雷無桀は無心が身を清めている間に逃げようとするが、冷静な蕭瑟に諭され断念する。江湖の事情に詳しい蕭瑟と師匠・雷轟(らいごう)について話しているうちに、雷無桀は師匠の編み出した大事な剣をなくしたことに気づく。
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第4話 全てを奪われた夜
蕭瑟は無心、雷無桀とともに人気のない宿に立ち寄る。蕭瑟は刻まれた刻印から姫茗風が近くにいることに気づく。その晩、蕭瑟が宿を抜け出し姫茗風の元へ向かおうとすると、無心に呼び止められる。無心は蕭瑟の正体を全て見抜いているのだった。姫茗風は4年前に蕭瑟を襲った男の正体をほのめかしつつ、名前を明かさず去っていく。
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第5話 尾を引く江湖の恩讐
無心は自分を捕らえにきた瑾仙(きんせん)の心に入り込もうとするが、心の魔を操る心魔引(しんまいん)を跳ね返されてしまう。反撃に出た瑾仙の技を阻んだのは、大梵音(だいぼんいん)寺の大酒飲み、王人孫(おうじんそん)だった。蕭瑟と雷無桀を見つけた瑾仙は寺を去り、その足で明徳帝への謁見に向かう。一方、無心は父を裏切った王人孫に復讐する代わりに、法会を開くよう迫る。
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第6話 師と別れ 友と出会う
忘憂(ぼうゆう)大師に別れを告げた無心は、蕭瑟と雷無桀という友を得て江湖へ旅立つ。棺を運ぶ唐蓮と司空千落(しくうせんらく)は、于師(うし)国に響く鐘の音を聞き、無心が師匠を供養したことを知る。一方、九龍門の大覚 (だいかく)は唐蓮たちから離れ、無心ら3人を法陣で足止めしようとするのだった。そのころ、無双城からも無心を狙う一行が于師国を目指しており…。
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第7話 再会の時を信じて
無双城の一行が無心を捕らえようとすると、雪月城の司空長風(しくうちょうふう)が現れる。当代一の槍の使い手で、槍仙(そうせん)と呼ばれる長風は、圧倒的な力で若者達のいさかいを収める。長風の目的は無心を天外天へ送ること。再び現れた白髪仙も熱心に無心を説得する。心を決めた無心は蕭瑟や雷無桀に再会を誓い、若当主・葉安世(ようあんせ)として天外天に戻る。
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第8話 王朝の明日を占う
雪月城の登天閣で雷無桀と対戦した唐蓮は、心脈を守る薬水を雷無桀に手渡し、最上階に挑戦する前に1日休めと忠告する。雷無桀を待っている間、望城山(ぼうじょうざん)の修行者と出会った蕭瑟は、通天の術で未来を占ってもらう。同じころ、帝都・天啓(てんけい)城では、瑾仙が欽天監(きんてんかん)の監正である国師を訪ね、王朝の明日がどうなるか意見を求めており…。
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第9話 思いがけぬ弟子入り
雷無桀と望城山の弟子・李凡松(りはんしょう)は雪月剣仙の李寒衣(りかんい)に全く歯が立たない。李凡松は雪月剣仙に会うという目的を果たして去っていく。雷無桀は李寒衣を師匠の雷轟に会わせたいと願い出たため、交換条件として李寒衣の弟子となる。一方、自分の宿に帰ろうとした蕭瑟は司空長風に引き止められ、負けたら弟子になるという条件で碁を打つ。
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第10話 それぞれの待ち人
李寒衣はかつて望城山の趙玉真(ちょうぎょくしん)と惹かれ合い、一緒に下山する約束をしていた。蕭瑟、雷無桀、唐蓮は酒を囲み、いまだに下山しない趙玉真について話し合う。「誰かが来るのを待っているのだろう」と蕭瑟が推察したので、唐蓮は自分にも師匠に託された待ち人がいると打ち明ける。唐蓮は蕭瑟こそがその待ち人ではないかと疑うが…。
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第11話 運命の宴と剣の舞
雪月城で百花会が開かれ、弟子や名家の子息たちが顔をそろえる。司空長風に招かれた儒(じゅ)剣仙の謝宣(しゃせん)もまた、若者たちの様子を見ながら長風との旧交を温めていた。そこへ欽天監の監正・斉天塵(せいてんじん)の弟子、葉若依(ようじゃくい)が現れ、段(だん)家の兄弟に声をかけられそうになる。唐蓮がさえぎって小競り合いになったところへ、剣を手にした雷無桀が登場する。
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第12話 後継者の重大任務
4年前、李寒衣と母の李心月(りしんげつ)は謀反の罪に問われた琅ヤ王を救おうとしたが、琅ヤ王は自害してしまった。李心月は天啓四守護の青龍使であり、天啓四守護の後継者には蕭楚河を守る任務が課せられているという。姉の李寒衣から事の全容を聞いた雷無桀は憤りを覚える。寒衣は蕭瑟の正体を伏せたまま、青龍使の令牌を無桀に託す。
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第13話 帝都よりの使者
司空長風にもてなされた白(はく)王・蕭崇(しょうすう)は、天啓での昔話に花を咲かせつつ、雪月城へ来た目的を話し始める。白王は目が不自由でありながら、蕭瑟こそ蕭楚河であると確信しており、蕭瑟に詔を告げようとしているのだった。一方、無事に婿取り試合を終えた無桀たちは、白王への態度から長風がかつて天啓四守護の朱雀使だったことを知る。
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第14話 必ず帰るべき故郷
司空長風は娘の千落に朱雀使の令牌を渡そうとするが、頑固な千落は受け取ろうとしない。長風は千落の蕭瑟への想いに気づきつつ、蕭瑟の正体については黙っているのだった。一方、雷無桀と故郷について話していた蕭瑟は、「いつか天啓に帰らなければならない」と改めて思うものの、勅命に従い白王と帰るべきか迷っており…。
作品詳細
200年に渡り栄え、明徳帝の時代には強大な国力を誇るに至った北離。六皇子・蕭楚河(しょうそか)は皇位継承の最有力候補だったが、謀反の罪に問われた帝の弟をかばったがゆえ追放されてしまった…。時は流れ、蕭楚河は蕭瑟(しょうしつ)と名乗り、素性を隠して雪落山庄で宿を営んでいた。商売が上手くいかず悩んでいた矢先、若き侠客・雷無桀(らいむけつ)が宿にやってくる。ところが強盗相手に派手に暴れ、宿を破壊してしまう。弁償を迫られた雷無桀は、雪月城に行けば払えると必死に説明する。雷無桀の言葉を信じた蕭瑟は、ある目的を果たすためにも彼と同行することに。道中、2人は黄金棺を護衛する侠客の唐蓮(とうれん)と出会う。その黄金棺の中から出てきたのは、寒水寺にて突然亡くなった忘憂(ぼうゆう)大師の弟子で、“羅刹堂32の秘術”を極めた無心(むしん)。それぞれに運命を背負う男たちが江湖という義侠の世界で出会い、共に数々の試練を乗り越えていく─。