異修羅 第2期
全員が最強。全員が英雄。一人だけが、勇者。
2025年 12話
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第13話 地平咆、メレ
サイン水郷郊外に住むギガント、地平砲メレのもとに、集落の少年ミロヤがやってくる。 怠惰なメレが黄都の王城試合に出場することを心配するミロヤ。 お互いに悪態をついていると、メレは大きな嵐を察知し……。 一方、戒心のクウロはトギエ市で黄都と敵対する旧王国主義者に追われていた。 黄都の使者と接触できるのか!?
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第14話 黒曜、リナリス
旧リチア新公国にやってきた戒心のクウロは、元“黒曜の瞳”の仲間である瘴癘のジズマに再会。 リチアの敗残兵たちを旧王国側に引き入れた裏切り者を捜索する。 その4ヶ月前。イターキ高山で住人数の調査をする六分儀のシロクは、町はずれの屋敷で美しい少女に出会う。 彼女に怪我を手当てしてもらい、手紙を預かるのだが……。
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第15話 おぞましきトロアと窮知の箱のメステルエクシル
おぞましきトロアが遺した魔剣の強奪に向かう霾晦りのエリジテ。 トロアは魔剣を手にした者を殺し、魔剣を奪い去るという怪談のごとき存在だったが、 トロアが死んだ今、もはや伝説ではないと息巻く。 一方、窮知の箱のメステルエクシルはゴーレム同士で戦闘を繰り広げていた。 しかし、胴を貫かれ体が四散してしまい……。
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第16話 微塵嵐アトラゼク・前篇
おぞましきトロアは、黄都にいる星馳せアルスの持つ魔剣と旧王国の将軍が持つチャリジスヤの爆砕の魔剣を奪うため、黄都との戦争準備を進める旧王国軍に志願する。 だが、灰髪の子供から爆砕の魔剣の現所有者が軸のキヤズナであると聞き、トロアはキヤズナを狙うことに。 当のキヤズナは深い因縁のある微塵嵐を追っていた。
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第17話 微塵嵐アトラゼク・後篇
微塵嵐が迫る中、激闘を繰り広げる窮知の箱のメステルエクシルとおぞましきトロア。 だがトロアの攻撃に押され、メステルエクシルが膝をついてしまう。 トロアはチャリジスヤの爆砕の魔剣と引き換えに、自らが微塵嵐を倒すと交渉を持ちかけるのだが……。 すべてが微塵嵐に飲み込まれそうになった刹那、天が割れ、光が落ちる。
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第18話 絶対なるロスクレイ
旧王国主義者たちは敗北し、将軍・破城のギルネスも黄都に捕らえられた。 速き墨ジェルキは今なお支持を集めるギルネスに、正義を懸けた戦いの機会を与える。 対戦相手は、民から絶大な信頼を得る英雄・絶対なるロスクレイ。 決闘までの間、釈放されることになったギルネスは、試合に向けてある計画を進行させる。
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第19話 冬のルクノカと無尽無流のサイアノプ
屠山崩流ラグレクスの案内でイガニア氷湖を進む静寂なるハルゲント。 伝説の竜――冬のルクノカを勇者候補に擁立しようと目論んでいたが、ルクノカは勝負に興味がないようで……。 一方、リカントの集落にサイアノプと名乗る粘獣(ウーズ)が現れる。 彼は“最初の一行”の生き残りである彼岸のネフトとの決闘を望んでいた。
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第20話 不言のウハク
アリモ列村で“教団”の救貧院を営む神官・環座のクノーディは、 森に大鬼(オーガ)が現れるという報せを受け討伐に同行する。 だが、当のオーガは言葉を解さず目も見えなかった。 彼を救うために救貧院で預かり、“不言のウハク”の名を与えるクノーディ。 ウハクとともに穏やかな日々を過ごていたが、村に脅威が迫っていた。
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第21話 黒い音色のカヅキ
“本物の魔王”の手がかりを探るべくアリモ列村へ向かった黄昏潜りユキハルは、街道でオカフ自由都市の傭兵に遭遇する。 だが、傭兵に命を狙われていることがわかり……。 一方、音斬りシャルクはオカフの傭兵となっていた。 彼は、伝説の銃兵として名高い黒い音色のカヅキがオカフに迫っていることを聞く。
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第22話 魔法のツー
“本物の魔王”が討たれた“最後の地”――。 かつて、この地へと魔王討伐に向かう英雄を阻んだ、移り気なオゾネズマという怪物がいた。 魔王討伐がなされた今、“最後の地”には“魔王の落とし子”がいるという。 厄運のリッケは、“魔王の落とし子”を見つけるために真理の蓋のクラフニルと共に“最後の地”へと赴く。
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第23話 逆理のヒロト
“最後の地”で目的を果たしたユキハル。 だが、“本物の魔王”に関する情報を隠蔽しようとするオカフ自由都市の傭兵に命を狙われる。 一方、逆理のヒロトはオカフの主である哨のモリオのもとを訪れていた。 もはやオカフはヒロトの協力なしに黄都に太刀打ちする術がない。 ヒロトはすべてをひっくり返せるというが……。
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第24話 (最終話) 全ての敵、シキ
21年前、“最初の一行”と呼ばれる七名が“本物の魔王”と対峙した。 しかし、彼らは“本物の魔王”を目にした瞬間、身動きが取れなくなってしまう。 七名の間を悠然と歩く“彼女”の名は、全ての敵、シキ。 全ての希望であったはずの“最初の一行”は、なぜ“本物の魔王”たった一人に敗れてしまったのか――?
作品詳細
""本物の魔王""の死後、恐怖の時代は終わったかに見えたが、単独で世界を変革しうる“最強”たちが新たな脅威となった。黄都からの独立を宣言したリチア新公国は、この力をもって覇権国家である黄都との全面戦争を開始。この二つの国が引き起こした新魔王戦争は、圧倒的な力を振るう修羅たちの激突によって、凄惨な破滅という結末を迎えた。しかし、世界にはまだ時代を変革しうる逸脱の存在がある。あらゆる能力や種族の頂点を極めた修羅たちと、それを利用すべく謀略を巡らす者たちが一点に集うとき、宿命と凶兆は交差し、すべてを塵に帰す大いなる災厄が訪れる。