330ポイント~
人間失格
堕ちていくほど、美しい。太宰治の代表作にして最高傑作が発表から半世紀を超え、完全映画化!
2010年 134分
予告編
作品詳細
主人公は、幼少期より自意識にまみれ、世間とうまくなじめない青年・葉蔵。不安や迷いを抱えながら彷徨う彼が向かうのは、いつも酒であり、そして悪友と女だった。刹那的な生活に彼を誘う友人、堀木。彼との付き合いのなかで、下宿先の娘、カフェのウェイトレス、シングルマザーの女性記者、そしてタバコ屋の純真な娘との結婚…。さまざまな女たちとの恋に身を投じながら、葉蔵がたどり着く先には、一体何があるのか―? 自由奔放であると同時に、孤独を抱えきれず、弱さを露呈して生きる葉蔵。やるせないほど世間に、そして恋に翻弄される男の心の彷徨を描く本作は、混迷の現代にもがく人の共感を引き寄せて離さない“魂”のバイブルであり、また、彼に惹かれていく女たち、男たちとの関係がせつなく心に響く、究極のラブストーリーと言えるだろう。
スタッフ
[製作総指揮]角川歴彦[原作]太宰治[監督]荒戸源次郎[撮影]浜田毅[脚本]浦沢義雄/鈴木棟也関連キーワード
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