グレイズ・アナトミー シーズン19
シアトルを舞台に恋に仕事に奮闘するドクターたちの毎日を描く、米国医療ドラマ史上最長ロングランを独走中の「グレイズ・アナトミー」、激動のシーズン19。
2022年 20話
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- エピソード
- 作品詳細
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第1話 再起の時
グレイ+スローン記念病院の研修プログラムが認可を取り消されてから半年、メレディスは外科部長代理となり体制を整える。そしてプログラムの再開が決まり、ひと癖ありつつも光るものを見込まれた個性派レジデントたちが集まる。そんな中、病院では竜巻で起きたバスの転落事故の負傷者に多数の脳死者が出ていた。マギーは全国から集まった移植外科医の中にニックを発見、大興奮でメレディスに知らせる。
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第2話 波乱の予感
リチャードに代わってニックが研修プログラムの責任者に就任。シアトルに来るなり様々な改革案を提示し奔走、メレディスも多忙で二人はろくに言葉を交わさないままぎくしゃくした空気が流れていた。一方、マギーの助手としてレジデントのルーカスがつく。しかし、患者の治療を任せる気になれないマギーはウィンストンに頼もうとするため、担当患者の変更が相次ぎ混乱を招く…。
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第3話 正しいセックス
最高裁が中絶の権利を認めない判決を出して以来、国内では人工中絶規制の動きが強まっていた。ベイリーは10代に向けた性教育講座を企画。ジョセフィンやアディソンも違法な中絶によって危険にさらされる女性の命を危惧し、取り組みに協力する。駆り出されたレジデントたちは高校生を前に話すものの、やる気が起きずに台本を棒読みし、高校生は退屈する。そんな中、1人の高校生が腹痛に襲われて…。
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第4話 囚われた心
ハロウィンの日、リチャードの指示でしぶしぶカボチャの彫刻をさせられていたレジデントたちだったが、シミュレーション・ラボで亡くなったばかりの本物の人間の遺体を使った外傷訓練を受けることになる。一方、シモーヌがマギーの助手としてERへ出向くと、LSDを摂取して屋根からプールに飛び降りた青年が2人運ばれてくる。しかしシモーヌは、ある事情からオペ中もスマホが気になってしまい…。
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第5話 失意の先に
人並み外れた能力を持つと判明した一方で、パニック発作を起こし始めたゾラ。ゾラに合った学校を探そうとメレディスは本人を伴ってボストンへ、独自の教育を行なっている学校を訪れる。ゾラが見学中にフォックス財団でジャクソンに会い、悩みを打ち明けるメレディス。一方、ベイリーはアディソンを伴ってアイダホとの州境でクリニックを開く友人を訪ねる。中絶が制限されて以来、患者が押し寄せていて…。
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第6話 創造と破壊
雷雨がシアトルを襲った日、メレディスは退職を知らせるメールを病院のスタッフに送る。落雷の被害に遭った患者が運ばれる中、メレディスとニックは慢性膵炎を患う児童小説家のウィップル手術を行なう予定だったが、ニックは相談せずにボストン行きを決めたメレディスを責める。2人はぎくしゃくしながらオペ室に入るが、オペは順調に進む。ところがオペ中のメレディスに緊急事態の連絡が入り…。
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第7話 また会う日まで
心臓移植待機中の新生児を担当するマギーとウィンストン。ドナー心臓が見つかるもそれは移植に耐えられない状態のため、両親に主要な動脈だけを移植する手術を勧めるが母親は同意しない。一方、メレディスの火事に遭った自宅は補修工事が行なわれることに。その火事の日以来、口を利いていなかったメレディスとニックはようやく話をするが、分かり合えないままメレディスがシアトルを去る時が…。
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第8話 前だけを見て
ルーカス、シモーヌ、ミカは、メレディスらが引っ越した後の家で共同生活を開始。ルーカスとミカは、先に患者に処置した方が条件のよい部屋を取ることにする。一方リンクは、アメリカンフットボールのスター選手の前十字靱帯修復術を成功させるが、容体が急変し、命を落としてしまう。彼の取材に来ていた記者がリンクの責任を問う記事をアップロードしたため、病院にマスコミが詰め掛け…。
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第9話 もつれ合う関係
シモーヌの元婚約者が突然訪ねてくる。夜通し口論が続く中、グレイ家でパーティーが開かれる。ミカはシモーヌに心を寄せるルーカスを応援すると表明、しかしシモーヌの心はルーカスとトレイの間で揺れ動く。一方、マギー担当の食道がん患者は、脳にできた転移巣の手術を優先しなければならなくなる。さらなる治療費増加に表情を暗くする夫妻に、助手のブルーは驚きの提案をする…。
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第10話 親しき仲にも秘密あり
食道がんが脳へ転移した患者ナタリアは、大元の食道の手術を早く終わらせて夫と旅に出ることを楽しみにしていた。しかし、がんは大動脈や心膜に浸潤していて、手の施しようがないことが判明する。キャサリンは、陰茎が湾曲するペロニー病の患者のオペを担当。妻に内緒で元通りに治療したい患者をレヴィが励ますが、オペに参加したブルーはメスが入って血が噴き出したのを見て気絶してしまい…。
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第11話 いばらの道
ベイリーのクリニックで、中絶が規制された州に住む研修医たちを対象にした中絶ケアの研修が行なわれる。ベイリーに協力しようと、ドクター・カーでアディソンがやって来る。しかし、アディソンを目の仇にしている中絶反対派がクリニックの前に集まり、デモを開始。レンガが投げ込まれてブルーが負傷する事態に発展すると、診察を続けていたテディは安全確保のためクリニックの出入り禁止を決める…。
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第12話 立ち上がる力
アディソンと研修医ティアが中絶に反対する何者かが運転する車にはねられる。肩を脱臼したアディソンは麻酔を待たずに整復を要求、遠くテネシー州から来た妊娠28週のティアの容体を案じる。ティアは胎児を取り出すのは早すぎると、娩出しないよう懇願するが、母子ともに危篤となり緊急帝王切開が行なわれることに。一方、クリニックに投げられたレンガで頭を負傷したブルーは診療行為を禁じられる…。
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第13話 情熱は止まらない
マギーとウィンストンはセラピーに通い始めるが、険悪な雰囲気のまま、マギーが急患対応で退席して終わる。症例報告を発表して以来、引き抜き話の多いマギーはシカゴでの研究に興味を持つが、ウィンストンは理解できない。そんな中、腹痛を訴える患者が来院。CT検査では異常が見られなかったため、リチャードは退院を指示するが、ルーカスはCTを精査、セスの腸に異物を見つける。
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第14話 愛の名残
ボストンへ向かう予定だったマギーは、胸腺腫を患うノラの診察を引き受け、出発を1日延ばす。ノラの腫瘍は巨大で、ほかの心臓外科医からは手術を断られていた。マギーはウィンストンと協力して、難手術に挑む。一方、レヴィは潰瘍性大腸炎を患う少年を担当。薬で症状を抑えてきたはずだったが、薬の服用を中断していたことが発覚。ユダヤ教の成人式を控え、練習に集中するためだったが…。
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第15話 受け継がれる思い
久々に熱い夜を過ごしたマギーとウィンストンだが、シカゴへ行きたいマギーと引き留めたいウィンストンの気持ちは変わらない。そんな中、マギーは病院で乳がんの疑いのある女性についてシモーヌから相談を受ける。がんの疑いは弁護士として仕事一筋に頑張ってきたことへの罰かと落ち込む患者を励ましたり、キャサリンからエリスの話を聞いたりしているうちに、マギーは気持ちの整理を付けていく…。
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第16話 トラウマとの決別
中絶反対派から嫌がらせが続くベイリーを心配して、アディソンが再び病院に立ち寄る。そんな中、ベイリーを指名した患者の男が、ベイリーに襲いかかろうとする事件が発生。なんとか事なきを得たものの、ベイリーも周囲も動揺する事態に。一方、ルーカスとジュールズは、リアル版RPGでけがをした男性を担当。ゲームで知り合ったプリンセスに愛を告白せずに死ねないと騒ぐが、ルーカスは彼に自分を重ね…。
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第17話 もう怖くない
ブルーは、目まいを訴え来院したマキシーンを担当。ジュールズに心配をかけたくない彼女のため、ブルーはジュールズに連絡せずに検査を進める。一方、リンクとオーウェンは、ベースジャンプという危険なスポーツで事故に遭ったサムを担当。だが2人は、四肢に多数の骨折を負ったサムの手術方法を巡り対立してしまう。アメフト選手のタンクを手術で亡くしたリンクは安全策を取ろうとするが…。
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第18話 手遅れになる前に
キャサリン・フォックス賞にノミネートされたニックとウィンストン。マギーと連名でノミネートされたウィンストンは、授賞式で顔を合わせるのは気まずいが出席するつもりだ。一方、式場でメレディスと会いたくないニックはかたくなに出席を拒む。そんな中、ルーカスは腹部大動脈瘤患者をなんとか説得して手術の同意書にサインさせる。しかし、術前の検査中に動脈瘤が破裂してしまい…。
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第19話 花嫁の憂鬱
シモーヌとトレイの結婚式。朝、ルーカスが黙って先に出勤したことに気付いたシモーヌは病院へ行くと、揺れる気持ちをこらえつつ、その日乳がんの手術を受ける患者のケアを彼に託して、式場となる実家へと急ぐ。しかし、生まれてすぐ亡くなった母に想いをはせながら準備する彼女に、様々な不吉な予兆が続く。そしてふとしたことから母と父が結婚した経緯を知ったシモーヌはある行動に出る…。
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第20話 (最終話) あなたがいれば
授賞式でボストンに到着したニック、リチャード、ベイリー、アメリアは、メレディスからラボに呼び出される。床一面に資料を並べ、アルツハイマー病に関する通説が誤っている可能性があると言い出すメレディスに、一同は彼女の正気を疑う。一方シアトルでは、結婚式をドタキャンされたトレイが事故を起こして搬送されてくる。彼はシモーヌとともに外傷室に駆け付けたルーカスに殴りかかり…。
作品詳細
研修プログラムが認可を取り消されてから半年、待望の新人レジデントを迎えたグレイ+スローン記念病院。期待と不安が入り混じる中、メレディスたちに訪れる大きな転機。それぞれが辿り着いた答えとは…。今シーズンをもってメレディス役のエレン・ポンピオがレギュラー出演から降板。一方で、若き日のメレディスたちを彷彿とさせる5人の注目のレジデントが新登場する。「glee/グリー」のハリー・シャム・ジュニア、「REIGN/クイーン・メアリー」のアデレイド・ケインなど魅力的なキャストが織りなすエモーショナルな展開に釘付け。また、今回は米国における人工中絶規制を巡る問題を取り上げ、医療現場の抱えるリアルな社会問題に対して力強いメッセージを投げかける。